山本山本佳宏 yanmo.jp

風とロック コラムアーカイブ

『恐怖 is クリエイティブ』 (2006年8月号掲載)

 

アナタノシラナイセカイ

 

タレント:  ...まあ、そんなわけでロケが終了して、宿に帰ろうとしたんですよ。で、ロケバスで山道を走ってたら、スタッフがですねー......言い出したんですよ.........『ひとり、多くないですか』って.........

 

司会:  アハハハハハハー!! あそう!!FカップがGカップになっちゃったの?!すごいねーーー!

 

タレント:  あの...ちょっと...

 

司会:  じゃあさじゃあさ、もしGからHになったら俺にだけ先に教えてよ!

 

タレント:  あのすいません、スタッフが言い出したんですよ、『ひと

 

司会:  うっせーなテメー!今俺がしゃべってんだろーが!

 

タレント:  え、いや、アナタの番組ですよ私を呼んだの。私の体験談を収録してるまっさい

 

司会:  いやいやいや、恥ずかしかったらさ、メールで『H』って書いて送ってくれたら、俺すっ飛んでいくからさー!

 

タレント:  あのー!スタッフがー!突然言い出したんですよー!ひとり多くないですかー?!みたいなー!

 

司会:  いやいやマジでマジで!大丈夫大丈夫!あとでメアド渡すからさー、それでさー、今Gなんでしょ?俺さー、Gって今まで見たことないんだよねー...

 

タレント:  ......それでーーー!!!!!クルマ降りてーーーーーー!!!こえーーーーーーーなんつってーーーーーーーー!!!!!!!数かぞえたらーーーーーー!!!!!ねー聞いてるー????!!!!!

 

司会:  聞いてる聞いてる。でさーそのGっていうのをさー

 

タレント:  数かぞえたらーーーーーー!!!!!もう端折っていくよーーーーーー!!!幽霊的なものがーーーーーーー!!!!!

 

司会:  1回だけ!いや片っぽだけ!

 

タレント:  いたとかいなかったとかで怖かったんじゃねーかっつーーーーーーーー話!!!!!!

 

司会:  片っぽだけでいいから!おねがい!!!!

 

 

 

恐怖 is クリエイティブ ?

 

コレハペンデスカ? イイエ、チガイマス。ソレハ夏デス。夏です。

なぜ夏は怖がらせるのか僕たちを。怪談とホラー映画と恐怖体験とで怖がらせるのか僕たちを。鳴くよ(794)ウグイス僕たちを。

夏が僕たちを怖がらせてるわけじゃない。夏のせいじゃない。太陽のせいでもない。俺たち日本人が、蒸し暑い夜をどうにかこうにか納涼するため、夏に恐怖という罪をかぶせたのだ。夏のせいじゃない。夏かなー!(YES!)夏じゃなーい!(YES!)

今や1365日、人間は恐怖を求めている。慣れか。これも慣れか。夏だけじゃ物足りなくなったのか。

先月号では『'名言'供給は大変だ』という話をしたが、恐怖供給も、同じく大変だ。毎夏毎夏、ねえ毎夏って「まいなつ」って読むの?まいなつっておかしくない?まいなつって。鼻詰まってんのか。まあいいや毎夏毎夏、恐怖へのニーズはエスカレートしている。初めて付き合って最初は大人しくしていたけど、段々生まれながらのSっ気が顔をのぞかせてワガママ言いたい放題で手がつけられなくなってくるお嬢様女子高生のようにエスカレートしている。その女子高が中高一貫のエスカレーター式なら、よりエスカレートしている「ねえー何か面白いことない?」

「えー、別にないなー」

「じゃあ何か面白い話してよ」

(*この時点でキレる男:全体の20%)

「えー?!そんなこと急に言われても、えーっと...」

「もー...使えない!じゃあ、面白い顔してくれたら許してあげる」

(*この時点でキレる男:全体の30%)

「えー?やだよ人前でやんの」

「やりなさいよーどうせ他のこと何にもできないんだからー」

(*この時点でキレる男:全体の45%)

「分かったよー...おらっ!コレでどお?」

「気持ち悪い」

(*面白い顔と言われて手を使わず白目をむいてしまう判断ミス男:全体の5%)

 

こんな女子高生並みのエスカレートに応えるのは大変だ。

常に新たな恐怖を生み出すべく走り回って天井を這い回って殿に槍で突かれる人たちこそ忍ですねそれは。生み出すべく活動し続ける人たち、そしてその産物である『恐怖』こそ、クリエイティブなのではないだろうか。ニンニン。


『目が良い is クリエイティブ』 (2006年9月号掲載)

 

視力検査

 

「これは?」

 

「上」

 

「これは?」

 

「右です」

 

「じゃこれ」

 

「父です」

 

「これは?」

 

「母です」

 

「ちがいます。これは?」

 

「えーっと、兄?」

 

「もっと良く見て」

 

「...すいません、若い頃の父です」

 

「これは?」

 

「父です」

 

「もっと良く見て」

 

「...すいません、父の双子の兄でした」

 

「右目1.5です」

 

「はい」

 

 

 

目が良くて何が悪い

 

どうもこんにちは。目玉のオヤジじゃないほうの目玉です。あいつとは双子です。え?声が低くて渋い?どうもありがとう。弟も本当は私と同じような声ですが、役作りに悩んだ結果、ああいった甲高い声を出しているようです。私はいまだに反対です。

目玉のオヤジの双子の兄はほっときまして。今や日本の高校生の60%近くが、視力1.0未満。0.3未満は30%以上。さて問題です。日本は次のうちどれでしょうか? 1 近視大国 2 近視共和国 3 近視コンツェルン (10)

 

目が悪い=近視が日本のマジョリティとなっております。それに押されてか、目がいい人たちが肩身の狭い思いをしているじゃないですか。どうしてですか。どうして目がいい人をいじめるんですか。良くないと思います。かわいそうだと思います。ちょっと静かにして!どうして私が発言してるのに雑談するんですか。先生がいつも人の話をよく聞きなさいってキーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン。泣き出す学級委員の後を引き継いで単刀を直入して言う。なぜ、目がいいとバカにされるのか。ひがみか。またひがみか。出る杭は打つか。アリクイは鬱か。エサがチョロチョロしてイィィィィィィィィィィってなるからか。

目がいいとバカで、目が悪いと賢い。俗説的に一般論となってはいるが、良く見るとねじくれている。目がいいほうがイイに決まってんじゃん。色々なもの見えるほうがイイに決まってんじゃん。目がいいやつはボンヤリと見ることもできるけど、目が悪いやつが裸眼でハッキリ見ることなんかできないじゃん。絶対目がいいほうがクリエイティブの素質あるはず!

 

 

『名言 is クリエイティブ』 (2006年7月号掲載)

The 名言SHOW

 

司会 「The名言SHOW! いよいよ、今週もクライマックスを迎えました!ここで、恒例となりました、マンホール桜田さんによります、『今日の名言』のコーナーにまいりましょう!マンホールさん!」

 

マンホール 「うん」

 

司会 「名言のご準備のほうは、いかがでしょうか?」

 

マンホール 「うん、いいよ」

 

司会 「さすが!すでに名言ここにあり、といった感じの表情です!」

 

マンホール 「うん、あるよ」

 

司会 「今夜も、マンホールさんの名言で、日本中のお茶の間が、感動の涙で濡れることでしょう!」

 

マンホール 「うん、いくよ」

 

司会 「...おおっ!いつものごとく、マンホースさんのふくよかなほっぺが、小刻みに揺れ始めました!」

 

マンホール 「マンホールだよ」

 

司会 「すいませんマンホールです」

 

マンホール 「うん、いくよ」

 

司会 「いよいよ来るかー至高の名言が今夜も出るかー?!」

 

マンホール 「...ウマンウマンウマンウマンウマン...ウマンウマンウマン...」

 

司会 「それでは!マンホール桜田、『今日の名言』です!!!!!

 

マンホール 「...ウマンウマ...ン...ウマン...」

 

司会 「...あれ? ......気を取り直してもう1回!マンホール桜田、『今日の名言』です!!!!!

 

 

マンホール 「...マン...」

 

(続く)

 

『昼ドラ is クリエイティブ』 (2006年6月号掲載)


父の告白

 

「おい...ちょっと話がある」

 

「なんだい父さん」

 

「実はな...お前は、ワシの実の息子じゃないんだ」

 

「ハ、ハハハハ。 冗談もほどほどにしてくれよ!」

 

「こんなこと、冗談で言えるか」

 

「まさか...俺は父さんの、実の息子じゃない...」

 

「まあ、落ち着け。座って実のお茶でも飲め」

 

「いやだ!実のお茶なんか飲みたくない!」

 

「おい!どこに行く!」

 

「...今日は、実の友達と約束があるんだ」

 

「あいつか!あいつはダメだ!あんな腐ったやつ、実の友達なんかじゃない!」

 

「何だって?! 俺のことはいい、あいつのことを悪く言うやつは、例え父さんでも許さない!」

 

「おい! なんだお前!実のバットなんか持ち出して! 危ないじゃないか!」

 

「そういう父さんが、実の手に持っているのは、実の包丁じゃないか!やる気か!実の庭に出ろ!」

 

「おい!実の茶碗が割れちゃったじゃないか!親に向かって、その実の口の利き方はなんだ!殺してやる!」

 

「実の本性を現したな!もう実のお前とは実の親でも実の子でもない!実のオラーー!!

 

「実のギャーー!!

 

 


『金髪 is クリエイティブ』 (2006年5月号掲載)

 

コンビニバイト

 

店長:  ...おい

 

悟空:  なんだ。

 

店長:  なんだじゃねーだろお前。何回言ったら分かるんだよ

 

悟空:  おめーなんで怒ってるんだ?

 

店長:  おめーって誰に言ってんだ。 だから、お客さんが来たら「いらっしゃいませ」だっつってんだろ。......あ、ほら、お客さんだぞ。 いらっしゃいませー。

 

悟空:  オッス!

 

店長:  おい!

 

悟空:  なんだよおめー。邪魔だぞー。

 

店長:  お前、ホントクビにすんぞ。 お前みたいな金髪、どこも雇ってくんないから、ウチでバイトしてるんだろ?

 

悟空:  ......

 

店長:  やめろ!すぐ元気玉つくるのやめろ!

 

悟空:  ...なあ店長。

 

店長:  分かっただろ。そろそろ、金髪とか上半身裸とか、バカなマネは卒業して、さっさと就職活動始めろ。

 

悟空:  .........そっか...そうだよな。いつまでも、こんなことばっかり、してらんないもんな。サンキュー店長。目が覚めたよ。

 

店長:  設定守れよお前。

 

 

 

今どき金髪?

 

日本の女性の髪から、金髪が消えつつあるんだって。もっと無難に「愛される」落ち着いた無難な色のほうが増えてるんだって。ここ10年くらいで、グッと変化してきたんだってうるさい!!!!いちいちいちいち語りかけてきてんじゃねーーーーー!!!!でもそうなんだって。そういえば、金髪にした女の子、見なくなったなー。このままいくと、いなくなるな。俺の周りでも、すでに家田荘子しかいなくなったウソです家田さんは周りにはいません。本当ですよ?ねえホントだよ?ホントにいないよ?ねえねえ約束だよ?だからうるせーーーー!!!顔のぞき込んでくんな!!!!

まあいいや。とりあえずまあいいや。日本人いなくても、外国人いるもん。金髪が見たいなら、そっち見に行けばいいわけでしょと思ったらこんなトピッピピじゃなかったトピックスを発見!!!!

 

『カナダの人類学者がWHOに報告した研究によると、天然のブロンド(金髪)は、あと200年で姿を消す。慢性的な栄養不足がブロンドへの遺伝子的な突然変異を起こしたのであり、近年ヨーロッパ地域において、食料問題は大部分が解決したため、ブロンドという劣等遺伝子は無くなりつつある。そして最後となる天然のブロンド女性は2202年、フィンランドで生まれるという』

 

ううううううう...さよならパツキン!あの世で会おうぜ!......っていうか、200年後のフィンランドはすげー観光地っていうか気持ち悪いオッサン世界中から大集合で大変そうだな。心配だぜ北欧の人よ。

そんな時代の流れらしい。ものすごい勢いで『今さら感』が増大中の金髪。しかし。だからこそ今、金髪は最後の光を放とうとしているんじゃないか。断末魔を叫ぼうとしているんじゃないか。遺言を残そうとしているんじゃないだろうか。呪いながら死のうとしているんじゃないだろうか。どんだけ縁起悪いんだよ金髪。

 

今どき、というよりもむしろ、今だからこそ、金髪の人にしか持つことができないクリエイティビティって、あるんじゃないか。


 

『クリエイティブ就職活動ガイド』 (2006年4月号掲載)

 

就職活動チャット

 

★うどんこ病 さんが入室しました。

 

うどんこ病 : ハロハロ?

 

うどんこ病 : おーい

 

うどんこ病 : だれかいにゃいの?

 

★ほくろ大魔神 さんが入室しました。

 

ほくろ大魔神 : こんちわー。あーきょうは疲れた(下)

 

うどんこ病 : いらっしゃいー。だいぶヘバってるね(笑)

 

ほくろ大魔神 : もーきょうの面接で大失敗したよ?(泣)

 

うどんこ病 : え(汗) まさか面接官に腐った魚投げつけたとか(爆)

 

ほくろ大魔神 : そんなことできるわけないでしょ!(怒)

 

うどんこ病 : ごめんごめん(上)

 

ほくろ大魔神 : それより、うどんこ病もそろそろ進路決めたら?(右)

 

うどんこ病 : クリエイティブな仕事がしたいんだよね(珍)

 

ほくろ大魔神 : もう4月なんだから、もっと具体的にしないと(虹)

 

うどんこ病 : やっぱさーアイデア1発ビシっと出して「おつかれー」みたいな?(蟹)

 

ほくろ大魔神 : そんな夢みたいなことばっか言ってられるのも今のうちだよ(汁)

 

うどんこ病 : いつでも夢見てるからクリエイティブなんだよ俺は(42

 

★ほくろ大魔神 さんが退室しました。

 

 


『泣ける is クリエイティブ?』 (2006年3月号掲載)

 

涙くんサヨナラ2006

 

可燃ゴミ「どうして!どうして一緒にいられないの?!」

不燃ゴミ「理由は聞かないでくれ」

可燃「私の...私のコト、嫌いになったんでしょ!」

不燃「ちがう!それはちが...」

可燃「じゃあどうしてSAYONARAなんて言うの?」

不燃「だから理由は聞かないでくれって言っただろ!」

可燃「どうして...」

不燃「すまん、大声だして。ただ、これだけは分かってほしい。俺は今でもお前のことを、心から愛してる」

可燃「(泣)」

不燃「SAYONARA。元気でな」

 

うわああああああああああん!お互い好き同士なのに、どうして別れなきゃいけないのよおおおおうあわああああああ、あスーパーに買い物行かなきゃ。

おらー!!何で泣く!何で泣きたい!偉いか!そんな偉いか泣くのが!そんな楽しいか!なんだよ最近!どいつもこいつも「泣けるもの」ばっかり!大体『泣ける』ってなんだ!『I can 泣く』か!『感極まって自然と涙が出る』ことだろうが!泣くんならおのずから泣け!気軽なオナニー感覚で泣いてんじゃねー!

...そんな主張を常日頃からしておる中、先日リリー・フランキーさんの『東京タワー オカンと僕と、時々、オトン』をyonda。グッと来た。いい本だった。でも泣かなかった。内容の如何は問わず、俺は他人の作品や他人の体験談で泣くことが一切合財イッサイガッサイワッショイワッショイソレソレー!それくらいの勢いで全くないのでいつもの通り泣かなかった。ただそれだけ。

俺よりも少し前に、リリーさんの本を読み終えた仕事仲間が俺の元にやってきた。

 

「読んだ?」

「読んだ」

「どの辺で泣いた?」

「どの辺でも泣かなかった」

「え?おかんが笹塚に引っ越してきてからあとは、俺泣きっぱなし」

「確かに。たまんないよなアレは。感動する」

「泣けたでしょ?」

「だから泣いてないよ。」

「...お前、人間じゃねーよ。人間じゃない。人間じゃない......(フェードアウト)」

何で?感動したって言ったでしょ。どうして泣くことを強要するの。ねえ。♪こなーーーーーー兵頭ゆきーーーーねえ。

そんな怒りに任せて乱暴にサジェストしてみる。『何でもかんでも泣かないほうがクリエイティブじゃねーか?』

思わず涙する感動作は、この世に数多く存在する。けど『作品を見て泣く』のと、『泣くために作品を見る』のとでは大違いなんだと。目玉焼きと目玉くらい違うんだと。河童巻きと河童くらい違うんだと。その違いを見分けることをもってクリエイティブとしてみないか。


『モテたい is クリエイティブ』 (2006年2月号掲載)

 

俺もモテたいよ。渋谷のスクランブル交差点で、すれ違う女の子全員に「好き」って言われたいよ。「あんた、アタシが見えてるよね」とは言われたくないよ。「好き」って言われたい。モテたい。それのどこが悪いんだとバック転しながら開き直ろうとしたら世間のほうが開き直ってましたねすっかり。

もう「モテブーム」と呼ばれて何年たったでしょうか。『モテメイク』『モテ服』『モテ髪』『モテ顔』『モテ耳』『モテ鼓膜』『モテ三半規管』、とにかく何をするにも『モテ』が基準。まったく恥ずかしげもなくモテたいモテたいって、恥を知ればいいと思いますわアタクシ!そんなPTAのオバハンの声が届くはずもない。だって人間ってモテたいじゃん。第一次欲求ですよ。三大本能の1つですよ性欲。PTAのオバハンを体育教師とのダブル不倫へと突き動かす衝動も、これ性欲ですよ昼間のラブホテルの駐車場のゴムカーテンベローン!車のナンバー隠しのベニヤ板バコーン!あのナンバー隠し板を置く仕事を生業にしたら面白いかと思ったがあまりにもニッチすぎる!

さて。人間という動物が持つ『モテたい』という衝動は、非常に根源的。モテるためなら何でもやる。このパワーこそ、人間にとって真のクリエイティブを発揮している場所じゃないだろうか無意識に。男がモテたいってのはそれこそ何万年も変わんないのかも知んないけど、最近は女性誌のほうがやたらとモテモテ喧しい。そんな今、『モテの追求』の追求こそ、全てのクリエイティブティにつながるはず。そう願ってやみません。WE ARE ALL ONE。誰もが孤独(誤訳)。


『世界一 vs 日本一』 (2005年12月号掲載)

 

「ナンバーワンにならなくてもいい オンリーワンになれだぁ? ふざけるな オンリーワンていうのはその分野のエキスパート ナンバーワンのことだろうが」

講談社刊!三田紀房著!『ドラゴン桜』より!

111位!1位を目指さなくて何を目指す?人間は生まれた瞬間、いや生まれる前からテッペン目指す!

精子には3種類あるって聞いたことあるか?

 

ブ:  どうもー。「ブロッカー精子」でーす。

キ:  「キラー精子」でーす。

エ:  「エッグゲッター精子」でーす。

3人揃って...

3:  ............

(*ヒソヒソヒソヒソ...)

ブ:  ぼくら、トリオ名って決めてたっけ?

キ:  決めたような気もするけど...忘れちゃったね。

エ:  忘れちゃったって!何で舞台に立ってからそんな話してるんだよ!

ブ:  ...キミはいいよね、エッグゲッターだし。

キ:  ぼくらは、一生エッグをゲットすることはないんだもの。

エ:  ちょっと!何で今スネる必要があるんだよ!お前らは、俺が卵子に到達できるように仕事してればいいんだよ!

&キ:  ......

 

ブロッカー精子 ⇒膣内に留まり、他者の精子の侵入を阻止する精子。生殖能力はない。

キラー精子 ⇒膣内に留まり、他者の精子を攻撃する精子。生殖能力はない。

エッグゲッター精子 ⇒ブロッカー精子、キラー精子に助けられ、卵子を目指す精子。生殖能力を持つ。

 

生まれる前から生存競争は始まる。エッグゲッター精子でさえ、何億個という同僚の中から卵子に到達第1位を目指してひたすら前に泳ぎ続ける。そうやって生まれた俺たちが、ナンバーワンを目指して生きないでどうするんだ!これは文字通り初期衝動だ!つまりロックだ!1位を目指せ!そうすればロックになれる!

 


『水瓶座 is クリエイティブ』 (2006年1月号掲載)

 

アフタヌーン・神シアター

 

シーン1 オリンポスの酒宴

 

*大いに飲み騒ぐ神々の間を歩きながら、酒をついで回るヘベ)

 

ヘベ:  失礼いたしま?す。

A:  おー気が利くなーねーちゃん!

ヘベ:  あらイヤだわ。「ヘべ」っていうちゃんとした名前があるのに。イジワル!(つねる)

A:  イテテテテ...悪い悪い!ワハハハハ!

ヘべ:  ウフフフフ...

 

(*さらに酒をつぎに回るヘベ)

 

ヘベ:  あら、こちらの方、あんまりお酒がすすんでらっしゃらないじゃないですか?。

B:  いやいや、楽しんでますよ?!

ヘベ:  じゃあ神様、ここは思い切ってニューボトル入れ...ウワーーッ(スッテーン!)

 

(*へべ、派手にすっ転び、酒をぶちまける)

 

B:  あっぶねーなーお前!しかも、神聖な神の酒をこぼしやがって!

A:  あっ!見てみろこいつ!パンツはいてねーぞ!

B:  ヘベてめー!ノーパンかよ!神の宴をどこまでバカにすりゃ気が済むんだ!

 

ナレーション:  恥ずかしさと恐ろしさのあまり、下半身丸出しのまま、起き上がることができなかったヘベ。彼女の運命やいかに...(続く)

 

 

水瓶座簡易チャート

 

問題1. 水瓶座はクリエイティブだと思う。  1YES 2NO

YESと答えた方。問題2.へお進みください。

NOと答えた方。ちょっとこっち来い。あのね。常識です常識。そんなの聞いたことないから知らないとか胸を張るなんて許しませんよ。これは義務教育です。意味なんか後でいいから丸暗記しましょう。水瓶座はクリエイティブ水瓶座はクリエイティブ水瓶座はクリエイティブ座はクリエイ座水

 

問題2. 水瓶座生まれの基本的な性格を知っている。  1YES 2NO

YESと答えた方。問題3.へお進みください。

NOと答えた方。いいからこっち来い。あのな。だから雰囲気でいいんだよこんなの。『100%は答えられませんので、ワタクシはNOで』とか教習所のクランクみたいな生き方してるとS字カーブ曲がれないよ?明日から口癖を、『あ、うん、そうそう、それね』にしなさい。

 

問題3. 冒頭のヘベの話を理解できた  1YES 2NO

YESと答えた方。次の章へお進みください。

NOと答えた方。...分かってるな。だからさっき、雰囲気でいいって言ったでしょ?なんでNOなのよ。いやみんなNOなのよホントは。分かるわけないでしょあんな小芝居。でも『ああ、そうそう、それね』っつって、次に行ってんの。大人なのみんな。

 



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