この世には、「今までどおり」「元通り」にしようとする、とんでもなく強い力が働いていると、何度も申し上げました。

新しく何かを始めようとすると、それが良いものか悪いものかに関わらず、必ず恐ろしく強い抵抗にあいます。

これは既得権益を持ったおっさんらを指しているのではありません。みなさんも、そうです。自分の身の回りの環境を新しく変えられることに対しては、恐ろしく抵抗するでしょう。元通りが良いのだと。昔のほうが良かったのだと。

 




この事を申し上げたのは、2011年です。2017年、振り返っていかがですか。それはもう、見事なまでに、今まで通りの生活へと引きずり戻されているでしょう。あえて引きずり戻されたと言いますが。

怠惰な僕たちが最後にもらった機会を、僕たちはやっぱり無駄にし、何もなかったことにし、何も見なかったことにしました。

 

 

今までだってそうしてきて大丈夫だったのだから、今回も大丈夫なはずだ。

強い力はそう囁きます。そして僕たちはその甘い声に身をまかせ、この6年間、雑なセックスを繰り返したのみです。

それを僕自身は強く恥じています。

 

今っていうのは、今月でも今週でも今夜でも1時間後でも5分後でもありません。

今は、今です。

それは分かっているけど、明日起きたら頑張る。

明日なんて永遠に来ないんですよ。だから明日なんです。

「元通り」の生活を、繰り返すだけです。

 

今、というのは恐ろしいものです。

恐ろしいがゆえに、人は、ちょっと未来とか、ちょっと過去へと、目をそらして、それを今だということにしてしまう。

今は、今なんですよ。それを逃し続けて6年間、いや10年間、いや生まれてからずっと。




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このエントリーは、

ルマガ 山本山本佳宏『二十一世紀の未読』

本日配信分の一部を抜粋したものです。

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