山本山本佳宏 yanmo.jp

2017年4月のエントリー 一覧

やさしい偶然


同窓会的なのがあったんです。大学の。

お前みたいなやつに同窓会のお知らせなんか届くわけないだろ! いやほんとその通りですよね。

 

何度かお話をしたことがありますとおり、僕はいわゆる前時代の遺物的な大学生活を送っておりましてつまり、ほとんど大学に行っていません。誰かにノートをコピーさせてもらって一晩暗記してテストだけ受けに行くっていうやつでした。

つまり学部には顔見知りも友達もいないわけです。…言っててさすがに寂しくなりました。19歳の時点でこんなんかよ。

そんなことはどうでもよく、僕の学生時代は主にバイトかサークルでサッカーかのどちらかで、集まってどうこうするというのはサークルの同期しかおりません。


slap cheek

 

言葉が正しいとか正しくないとか良いとか悪いとか、一介の人間が軽々しく口にしてはいけないんですよ。例えばの話ですけどね。

なぜ自分がそんなことをジャッジする権利を有していると思えるのでしょうか。正しい送り仮名も、正しい漢字も、正しい慣用句も、正しい「てにをは」も、存在しない。僕たちはただひたすらに、使うだけなんです。言葉を。

言葉は常に動き、流れ、もがいたり暴れたり排泄したり枝葉を枯らしたりして、ひとつ所にとどまることはありません。「これが正しい言葉でおます!」と指差しても、言葉はもうそこにはない。どんどん先のほうへと流れていきます。僕たちはただその流れに身を任せるだけです。




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