街ですれ違う人はかなりの割合で僕をチラ見します、正確に言えば僕の髪の辺りをチラ見します。
これは当然僕がかっこいいからではありませんで単に髪の毛の色が変だからなんですが、人から見られるのが苦手なもので、「いやいや金髪なんか今日日、掃いて捨てるほどおるやろ、何が珍しいねん見るな見るな」と理不尽なことを思ったりしてしまいます。しかしよくよく考えてみれば、珍しいから見るのではなくて、いい年こいた男が下品なオカマみたいな汚い身なりをしているから、眉を顰める意味で見ているんですよね、きっと。
金髪やめればええがなという話はともかく見られるんですがチラ見です一般的には。それが齢を重ねるごとにチラ見ができなくなるのかしなくなるのかは分かりませんが、ジーっと、見るようになる。
サッと見てサッとやめる、みたいな反射神経が鈍っているのか、お前何見とんねんコラと因縁をつけられる危険察知能力が鈍くなっているのかマジマジと、赤の他人である僕を見つめてきます。アホなんでしょうか。