あらあら、いつの間にか更新が開きましたわ奥さん。ごめんなすって。なすっては奥さん言わんだろ。
大変失礼しました。
毎日更新が、糸井さんの言うところのほぼ日更新となり、
糸井さんはほぼ日とか言って毎日更新してらっしゃいますけど僕の場合は文字通りほぼ日更新となり、
そしてこんな有り様さ。
もちろん毎日更新を捨てたわけではございませんで、いつだって毎日更新に向けてリスタートを切っておりますんで、
今後ともラジオ風とロックブログをよろしくお願い申し上げます。
色々と更新したい大切な事柄がありますんですけれども、久々に書くにあたって、脳内にいつも澱んでることをウォーミングアップ代わりにツラツラと。戯れ言にお付き合いいただける方は、お読み進みくださいませ。
何度か書いたことがあるかもしれませんが、僕はかつてウェブサイトに自分の文章を乗っけることに、非常な抵抗がありました。
当時の青臭い僕は文章っていうのは僕の唯一の武器だと思ってたし、コレでメシ食ってるっていう自負を持ってたし、コレで天下獲ったるとか思ってたし。そういう意味で、誰でも彼でも簡単にコピペして2次使用できるような場所に、しかもタダまたはタダ同然で文章を書くという行為に、どうしても納得がいかなかったです。
極端に言うとwwwワールドワイドウェブと無断転用無断使用無断転載はイコールだと思ってました。
僕はコピペが大嫌いです。行為そのものってことよりも、自分がそれをやることっつーか、作家を含めてクリエイティブを目指す人間がコピペに関して無自覚であることが大嫌いでした。
それに加担するような場所に自分の文章を置くことに抵抗がありました。
中高生のみなさんは、そりゃ当然自分の財布の中身のほうが大事だし、
着うたの違法ダウンロードをバリバリやって、アーティスト写真に歌詞貼っつけてUPして、
著作権も肖像権も知るかみたいな毎日だと思います。そんなには責められない。
オトナにゲンコツ食らうまでは絶対にやめないのが子供の生きざまです。
でも時代の趨勢と言いますか、ウェブに何事かを書かないわけにはいかなくなってまいりまして。
ホントにイヤだったなー。僕みたいな無名の人間のワケ分からん文章をコピペする人なんて皆無なんだろうけど、そのページで範囲指定して自分のPCのメモ帳とかにプリンと持ってくれば、完全に同じ文章がそこにあるわけでしょ。
イヤだったなー。どんな人にも再現可能な、僕の作品。どれがオリジナルでどれがコピーなのか、誰にも分からない。
となると、適当な、自分にとってはどーでもいい文章、本当の意味での駄文を書くしかないと。そう心に決めて駄文を垂れ流そうとするんですけど、やっぱり染みついた手癖と言いますか。必死こいて考えちゃうわけですよ。がんばっちゃうわけですよ。でそのたびに自己嫌悪ですか。もう書きたくないとか。まあそんな繰り返し。
受け手であるみなさんがどう感じるか以前に、自分の中での葛藤がおさまらん感じでしたね。
で、まあそういう葛藤も一応終息しつつある中、次に芽生えた疑問は、「俺の日常とか読んでオモロイか?」ってことで。
僕は知らないヤツの日記とか別に読みたくないです。興味ないんで。
知ってる人とか有名人の日記なら中身がなくても読むかもしれない。
アイドルは昨日食ったメシの話をするだけで成立するんだろうけど、僕の昨日のメシの話なんか、誰も知りたくない。
ブログやらmixiやらで、クソみたいにつまんない日記は毎日毎日掃いて捨てるほど誕生してますけど、なんでつまんないかと言うと、お分かりの通り、受け手にどう見られるかという意識がないというか、その訓練がなされてない人たちの日記だからですよね。
ウェブにUPしてる、ということと、世界中の人たちがそれを見ることができる、ってこととは別の問題なわけです。
別に読者を増やそうとも思わない人もたくさんいますし。
これはみなさんの日記を批判してるわけじゃなくて中途半端な物書きが斜に構えてるだけですんで、気になさらないでください。っつーか、みなさんにも聞いてみたいですけどね、この辺の話は。
駄文は書けない、しょーもない日記は書けない。どーすりゃいいのよ俺は。
現実的な対策の1つとしては、有名になるってことですよね。
有名にさえなれば、どんなクソ文章でも満足してもらえるわけで。てっとり早い。
ただし、全く有名になってないし、有名になることを目指すと本業に支障が色々出始める。
難しいっすねー。
今、だいたいこの辺の思考をウロウロしてますが、とりあえずってことでいうと、このブログに関してはあんまし、そういうこと考えてません。
僕の文章に関するひねくれたプライドとかそういうこと以上に、伝えなきゃいけないという気持ちのほうが強いからで、伝えなきゃいけないことがたくさんあると思ってるからです。
簡単に言うと、コピペでも「俺が考えた企画なんだよねー」でも何でもいいからもっともっと広がってほしいと。そう思っております。
http://blog.magabon.jp/radio/2008/11/post_113.html