じゅんとか言って盾じゃんこれ。
タテって書いてジュンと読むとかすげーなー…音読みってすごい。


昨日、あまり時間がなかったんですけども、風とロックBARにチラっと顔を出しまして、
相変わらず人でぱつんぱつんフェスでしたが、それも仕方ないです、
昨日のトークショーは、『松田晋二(THE BACK HORNvs 箭内道彦』。
ふぐすま対談。

僕は昔からTHE BACK HORNが好きなんですが、
時間がなくてリーダーのお話をあまり聴けませんでした。残念です。
が、帰り際に何となく聞こえてきたのが、矛盾の話でした。

矛盾上等。矛盾して当たり前。

最近、箭内さんが良く言うコトバです。
『矛盾力』。

木村カエラちゃんも言ってました。
自分がなぜ矛盾するのか。
矛盾とは、今の自分と、なりたい目指す自分との間に生じるもの。
だから矛盾はいつだって形を変えて更新されて自分の中にあり続ける。むしろあって当然。





昨日俺が言ったことが、今日もそうだと思うなよ。


それが言い訳に聞こえてしまうことも、きっと多々あることでしょう。
「あいつ、昨日と今日、言ってたコト全然違うじゃん」
「あんなに言うことコロコロ変わるやつ、信用できるわけねーじゃん」


他人否定して自分否定して、
自分たちが楽しく生きるために作ったルールのはずが、
ルールに楽しい生き方を規定されて、何かが生まれたでしょうか。
自分に合わないものを排除するためにルールは生まれたんでしょうか。
多様性を拒絶して、凸凹の凸は、その出っ張りをどこにハメるんでしょうか。

オトナ社会のルールが経済活動をスムーズにしたんでしょう、きっと。
でもそれは、人と人の間の話じゃない。
人がいてルールがあります。ルールがあって人がいるわけではありません。


人間は毎日死んで、毎日生まれ変わります。
昨日と今日が同じ自分で同じ一日だと思っている人は、
どこにも留まらず変化していく安定感のなさに恐怖を覚え、
その変化を見て見ぬフリしていることが多いです。

変わりたい変わりたいとは言いながら、奔流に流されどこかへ行ってしまいそうな自分を。
何となく居心地のいい場所で拾ってきた色んなものを。
守りたい。


昨日と今日、今日と明日が、違ったっていいと思います。
昨日100%正解だと思って言ってたことが、
今日になって全然ウソっこだと気づいたっていいと思います。

軸なんて、芯なんて意識する必要はない。
好きなように、好きな形に、いびつに広がって散らばって伸びていけばいいと思います。
矛盾する2つの物事の間には、人が歩く道があります。
いびつな形の僕とあなたは、手をつないでこそ美しい形になることができる。
そう思えば、自分のいびつさも、他人のいびつさも、それ自身がとても美しく見えます。


過去を振り返る必要はない。
今の自分が過去の自分の積算であるなら、今の自分を見つめればいい。
未来を感じる必要はない。
今、自分が勇気出して踏み出す1歩こそが未来であって、その先はただの闇。
それでいいと思ってるし、それが正解だと、今日現在の僕は思ってます。
明日は違うと思いますけど。



http://blog.magabon.jp/radio/2008/05/post_37.html