最大公約数を考えてみましょうよ。僕と西野カナの。

 

 

僕はかつて、自分の個人実名Twitterアカウントをお仕事で利用していたこともあり、自分の好きな芸能人と近い関係なのではないか、自分の好きな芸能人にまつわる情報を呟くのではないか、などと推測した方々から、いくばくかのフォローを頂いていました。2000人くらいは減ったんですがそれでも現在…5412人です。このうち僕の知人である人は多くとも20人とか30人とかで、あとの人は、顔も名前も知らない。

知らない人からフォローされ、これといったやり取りもない。ただ黙って横目で見られている。赤の他人から。これは恐ろしい。

芸能人でもない低級国民であり、不特定多数からの好意を集めるのが嫌いな僕にとって、これは異常な環境です。自業自得です。まああの、Twitterやめてしまえばいいんですけども。

 




そんなことを書いたついでに、少しアクティビティっていうのを見てみました。最近のTwitterは誰でも自分のツイートの簡単なアクセスデータを見られます。例えば、そのツイートが何人の目に触れたか、タイムラインに表示されたか(インプレッション)とか。

リツイートされれば、それだけ多くの人の目に触れることになりますし、夕方や深夜に呟いたものは見られない傾向にあります。で、僕のツイートのインプレッションは、リツイートされない場合、最大で1000ちょっとです。つまり、いつ何をどう呟いても、フォロワーの5412人中、4000人以上は僕のツイートを全く見もしてないということですよね。

「お前になんかなあ、興味ないんじゃボケー!」とわざわざ耳元で叫ばれてるようで、大変不快ですよねこういうデータは。見なきゃよかったわ。

 

閑話休題。

先日、何とはなしにフォロワーの一覧を眺めておりますと、卵アイコンの新規フォロワーがいらっしゃいまして、その方のフォロー数は2。僕と、西野カナ。

ツイートは、何かのアプリの自動宣伝ツイートのようなものが一つだけ。スパム…のような気もします。が、西野カナと僕しかフォローしないだんまりアカウントがスパムの役割を果たすことができるのか、大変疑問です。

一切ツイートしない『閲覧用アカウント』というのも、世間には良くありますよね。有名人の近況とか有益な情報をタイムラインに並べて眺めるだけ、という。よしんばそうなのだとして、何なんですか、西野カナと僕という組み合わせは。もっと芸能人とか孫正義とかテイラー・スイフトとかそういうのを100200人フォローして、何かのついででうっかり僕も入ってしまった、というなら理解しますよ。まあそういうこともあるわなと。なぜ、僕と西野カナの2フォローなのか。僕と西野カナにどんな接点があるのか。どんな共通項を彼もしくは彼女は見出しているのか。気になって仕方ない。

 

 

最大公約数を考えてみましょうよ。僕と西野カナの。

 

 

あのー、もしこのフォロワーの方が実在していらっしゃるというか、マジもんのアカウントだとしたらすいません。今から、一応マジもんのアカウントだという仮定の下、好き勝手書きますが害する意図は全くありませんので。僕をフォローした時点で気分しだいではネタにされてしまうもんだと思って笑うかリムーブするかブロックするか訴訟するかワー言いながら外走ってきてくださいませ。

 

 

なぜ、西野カナと僕なのか。

考察するにあたって、まず最も重要な前提を述べますと、西野カナという人の顔カタチ、さらには楽曲に至るまで、僕が知っていることが特にないということなんです。会いたくて震えるという歌詞で低級国民どもが盛り上がっているのは昔見たことがあります。それが、僕の知る西野カナの唯一の情報。

番組で曲をかけたことない。一緒に仕事したことない。放送局で見かけたこともない。

そんな西野カナとなぜ僕なのか。

 

僕は男で西野は女。ひょっとして、「西野カナ、ホントは男説」があるのかもしれないけども確かめる術がない。確かめて男だったからと言って「2人とも男なんでフォローしました!」っていうのもめちゃくちゃですけど。公約数が最大すぎる。

僕は兵庫県で西野は三重県、あんな自転車のことケッタとかいう訳分からんド田舎とは無関係。近畿地方ですらないじゃないですか。東京から見た新潟って感じですよね。

西野はホームステイ経験あって僕は24まで実家暮らし。西野は2008年メジャーデビュー、これから頑張っていかなあかんなという時、僕は2008年には心が死んでいた。どれもこれも公約数じゃない。なぜ僕と西野カナなのか。

 

与太話はともかく、これまでの僕の仕事歴から言って、バンドとかギター一本系ミュージシャンとか、そういう方面のファンの方なら、まだフォロー数2人であっても、多少の納得感はあります。その芸能人と僕の2人ならば。ああ、その人と仲良いから情報が出てきそうだと思ってくれてるのかな、全然仲良くないですよと。これはいつもの風景だから納得感はある。広告とかクリエイティブ系の誰かとのマッチングでも、まあギリギリ納得はできる。そんな情報何もつぶやかないですよと。これもいつもの風景。

しかし西野カナのようなキラキラした当世のポップスターと僕の間に一体何があるというのでしょう。



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このエントリーは、

ルマガ 山本山本佳宏『二十一世紀の未読』

本日配信分の一部を抜粋したものです。

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