“苦痛に耐える力を自慢し合うのは野蛮なヤツらだけだ。”

 

 

辛いことから逃げる、ということについては、これまでも何度か言及しました。

 

2012.02.07 No.028 井蛙

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ここにいてはいけないような気がしている。

ここにいるとウンコみたいにイジメられる。

ここにいるとストレスが溜まって発狂しそうだ。

ここにいると自分がダメになる。

 

ならば、逃げれば良い。猛ダッシュで。全速力で。

どこに行けばよいか分からなくても良い。走れば良い。猛スピードで。

 

逃げては行けない、立ち向かえと、教わりましたか。

それは、誤りです。




 

立ち向かうにしても逃げるにしても大切なことはただ一点。

スピードです。

 

自分が逃げているんじゃないかという不安を持ち、逃げてはいけないですよねという問いを発する人たちのほとんどは、実は逃げていません。その場で立ち止まり、うずくまっています。

ノロノロと、逃げたいと言ったものの周りを歩いているだけです。

 

逃げている、という人は、逃げていない。だからしんどいのです。

 

「何をしたらいいのか分かりません」

「どこに行ったらいいのか分かりません」

「どれが正解なのか分かりません」

 

命は、有限です。わりと短めの有限です。

分かりません、の時間は、なかなか自分ではコントロールできない。

 

コントロールできるのは、「分からないから何かやる」か「分からないから何もしない」の選択です。

何もしない時間を、どれだけ短くできるか。

それが二十一世紀に求められる、魂のスピード化です。

 


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このエントリーは、

ルマガ 山本山本佳宏『二十一世紀の未読』

本日配信分の一部を抜粋したものです。

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