諸君、私は着信音が嫌いだ。

遠くで音を鳴らす着信音が嫌いだ。

私を見てと泣き叫ぶ着信音が嫌いだ。

誰彼かまわず声をかける着信音が嫌いだ。

 

諸君、私は外で着信音をどデカい音でぶっ放すおっさんが嫌いだ。

 



 

また鳴らしてる。うるさ。日本で何が足りなかったかって、おっさんらに対する、「着信音なんか鳴らさんでええねん」という教育だと思うんです。あいつらはしつけがなってない。親の顔が見たい。

もはや着信音の意味なんて日進月歩で無くなっていっているのにも関わらずですよ。あんなもん、今日日、限定的で超特殊な環境でしか使う必要がないんですよ。ピリリリッ、ピリリリッ、ピリリリッ、ピリリリッ、出ろや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「ケータイから離れている時でも気づくことができるじゃないか」ケータイ電話はケータイしろや常時!!!!!!!!!!

「そんなにケータイに縛られる人生なんて不幸じゃないかね」じゃあ鳴らす必要もっとないやろボケ!!!!!!!!!!!!!!

 

……というこのパートだけ、新幹線の中で書いてるんです。あいつのケータイ、名古屋に停まった時ホームに捨てたろかしら。

若者から、おっさんおばはんジジババに至るまで、アホの割合は一定です。アホはアホのまま。成長して賢くなったりはしません。そのことは僕とてすっかり学習済みなはずなんですけども、あいつら毎回新幹線で音鳴らすんで。毎回腹立ちます。

 

本当は僕、新幹線で弁当食ったりビール飲んだりされるのも嫌なんですよ。臭いからです。僕はそもそも弁当というものが嫌いです。小さく仕切られ型にはめられ、汁がにじみ、冷めきった固い食べ物。僕の嫌いな要素がすべて入った食べ物が弁当と言っても過言ではございません。シューマイ弁当とかを開けた時のモワーっとしたあの匂い。残飯かな?

でも僕は嫌いであっても、「やめろ」とは思わないし言いません。なぜなら車内で食い物を食う行為は禁止されておりませんし、駅弁を食べる楽しみというのも理解できます。僕も田舎電車に乗った時は興にまかせて駅弁を買ったことがありました。合理的だと思います。電車内で弁当を食べることは。だから食べてください、全然我慢します。

ケータイの着信音は許さん。上記のように、一切の合理的な意味がない、ただの迷惑行為だからです。僕はバイブであるならば車内でペラペラと通話するのは構わないとすら思います。仲の良いおっさんが隣同士で仲良く会話していると思えばそれで済む話ですから。着信音は、そもそもON設定にすることが罪ですよ。それがデフォルト設定なら原罪と言ってもいい。何をお前の着信を世の中に向けてアピールしとんねん。今回怒ってますよ僕。

 


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このエントリーは、

ルマガ 山本山本佳宏『二十一世紀の未読』

本日配信分の一部を抜粋したものです。

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