どこかの学長の、「スマホやめるか、大学やめるか」ネタについて書こうと思ってたんですけど書き始めたら急にイヤになってきましたー。やばい。時事ネタとか超ダサいしー。何で書こうと思ったのというと、このネタにまつわるほとんどの感想は、根本の部分で的外れだから先っちょで延々クリクリしていても当然まともな答えはでないからです。スマホには依存症のようなものが確かに存在しますが、その依存症は、農家の人の腰が痛くなるのと同じ症状です。それを踏まえたうえでのワーキャーならいいんですけどねえ。やっぱイヤになってしまったのでやめときます。じゃあ最初から書くなと。昔のメルマガの各地にそれないの何かは書いてありますんで。

 

 

先日、結婚パーティにお呼ばれ…はしていないんですけどお手伝いすることになりまして行ってまいりました。



一応お仕事ですから黙って仕事をしていればいいんですけど、きったないカッコでウロウロしてご迷惑をおかけするわけにもいきませんので、スーツを着るかと。スーツ。もう何年着ていないんでしょうか。結婚式と葬式でしか着ないスーツ。もはや冠婚葬祭に呼ばれるような人間関係もない今日、何にもない時に自らの意志で着るなんて恥ずかしすぎてできないので、機会を与えていただいたときには何とか着ておきたいと願うのが、非社会人のささやかな欲求なのです。

 

関係ないですけど、女の人ってすぐ「スーツ着てるの見たーい」って言いますよね。ほぼ間違いないくらい言いますよね。何であんなに決まり文句みたいに全員言うんですか。全員言いすぎるので僕の中では全部無視することにしてますけど。

 

さて、このスーツを作ったのはいつでしたろうか、もう思い出せないくらい昔。もしかすると78年くらい前かもしれません。もしかすると妹の結婚式で着るために作ったのか。そうかもしれない。その程度の記憶しかありません。当時はそれなりに忙しく、バタバタと帰省して、さあ結婚式行くかとなった時に、「あんたお色直しの時に新婦と腕組んで一緒に退場する役あるから」と言われました。本当にイヤだったなあ。僕そういう目立つこと大嫌いなんですよ。日陰者は日陰者らしく、こんなめでたい席を僕みたいな糞虫が汚していてすみませんと言いながらこそこそとして、早々に立ち去りたい派閥なのですが、よくもまあ、妹も僕みたいなのと一緒に歩くのOKしましたよね。家族円満アピール的なアレかな? それにしたって、兄が新婦の妹と腕組んで歩く披露宴なんて僕みたことないですけどね、今まで。

めっちゃくちゃ恥ずかしかったですよ。何の良い思い出でもない、ただ恥ずかしいだけ。妹の友人が調子に乗って囃し立てるのを聞きながら死ねと思ってました。でもまあ、妹が良いんならそれでいいです。全然喜んでるようには見えなかったですけど。何でやらしたんや。

 

さてそんなことになるとはつゆ知らない、妹の結婚式数か月前のしゃらくさい僕は、オーダーで、と言ってもセミオーダーでしたけど黒スーツを作りました。それまでは、だらしなくてお恥ずかしいんですが、その都度、適当な店で適当に買って一度着て、終われば捨てていました。死刑ですよね。なぜかというと、身体に合ってないからです。着慣れていない上にブカブカだったり袖長かったりすると、何でお前を次も着なきゃいけないんだと、吊るされているスーツを見ながらイライラして仕方ないので。クリーニングに出さずに捨てていました。まあ、何度か偶然、忙しくて家に着替えに帰る暇がなく、仕事を抜け出してスーツ屋に向かい上から下まで全部買う、みたいな雑なことが何度か続いたためでもあるんですが。ホントに使い捨てという感じ。



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このエントリーは、

ルマガ 山本山本佳宏『二十一世紀の未読』

本日配信分の一部を抜粋したものです。

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