さて先週号に引き続き、皆様からTwitterでお寄せいただいたお題を元に、何ごとかを書いていこうと思います。お題をご提供くださった方のほとんどはメルマガをご購読されていらっしゃらないかとは思いますが、一応、読んでらっしゃるつもりでお答えするような感じで。

 

 

 

*本気について。人間どこで本気を出すべきなのか、出さないまま終わることもありなのか。一体本気て何?…などとふと考えました。いかがでしょう。

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やる気は、やらないと、出ない。

 

本気を出さない言い訳は、死ぬまで思いつきます。つまり、「本気を出さなくていい理由」に従って生きていれば、死ぬまで安定して、本気を出さずに生きていくことができる。

いかにも正しそうで甘美な、「やる気を出さなくていい理由」を、僕たちは美しく、それはそれは丁寧に、作り出し続けます。

 

本気の定義は、それぞれが考えていらっしゃる『本気』の意味で十分です、言葉遊びは必要ない。

 

「めんどくさい」は死に至る病です。そして今日、人口のかなりの割合の方がすでに死亡しています。

 

 

この方も真に答えを求めていらっしゃる問いは全く別の場所にあるのかもしれないなと推察はいたしますが、カッコつけて答えををそっちにズラすのも失礼な気がしてしまったのでそのままお答えしました。

 

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*「苦手な事()を克服すべきかどうか」について。とか。。

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『人』と『事』は、同列に扱うというより、そもそも、この場合の我慢すべき『事』は全て、「人」派生ですもんね。

 

僕は、苦手な人と我慢して一緒に居続ける必要はないと思っています。絶対的に合う人間関係、合わない人間関係は存在するので、しんどい思いをしてまで苦手な人と一緒にいる必要は、僕はあんまりないと思います、さっさと物理的に逃げた方がいい。

とは言えみなさん、仕事とかお金とか世間体とかで、「そうは言うけど現実には、ねえ…」「簡単に言ってくれるわねこのおっさん」とおっしゃって結局は我慢し続け週末に味も良く分からないワイン飲んで腋からゲロみたいな匂いをぶちまけていらっしゃることでしょう。

 

それはもちろんそうだろうと思いますし、それは、そうおっしゃる方々と僕の『現実』が、違うものを指しているからです。

 

僕は絶対的に合わない人間はこの世に山盛り存在すると思っているし、反対に言えば、必ず、めちゃくちゃ居心地よく過ごすことができる人間関係も存在すると思っています。

 

僕にとっての現実の人生における最優先事項は、「諸事情」ではありません。

そんなものが人生だとは思わない。

こんなことでイライラして、自分の本当に大切な人に嫌なオーラを見せてしまったり迷惑をかけたり憤懣の捌け口を向けたりする可能性のほうが、もっと嫌です。

 

みなさんにとっては、自分が我慢しないことにより、自分の社会における地位が下がってしまうのを避ける、というのが最優先事項なんですよね。だから僕とは全然違う。

 

あなたが何を最優先とお考えなのかは僕には分かりません。ひょっとしたら、本当に大切な人など存在しなくて、「できるだけ自分がめんどくさくないように」が人生の最優先事項なのかもしれない。

それが分かれば、我慢すべきかどうかの答えはすぐに出るんじゃないかと思います。

 


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このエントリーは、

ルマガ 山本山本佳宏『二十一世紀の未読』

本日配信分の一部を抜粋したものです。

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