2007年というと6年前ですか。

確か2006年の年末ごろに、「このライトノベルって流行ってんのかー」みたいなことを思いました。

もちろん読んだことはありませんし、今後も読みませんので、ジャンルの意味もあまりわかってはいないのですが、

多分、涼宮ハルヒブームが一段落して、その次の世代の有名(かどうかは読んでいないので分かりませんが有名)作品たちがわらわらと出現しているような時代だったんだろうと思います。

で、「ラノベって何?何何?」みたいなキョロキョロを僕がしていた時期だったはずなんですよね。

 



 

以前にも言及しましたが、僕の中学生の頃にも、

それぐらいの年代向けのキモイ文章作品はわりとありましたんですよ。

萌えの概念とか二次絵でオナニーとか、そういうのは研究している方がたくさんいらっしゃるでしょうから、

そちらでご確認いただければと思います、と言いますか、ライトノベルの定義についてはこちらでご確認ください。

 

http://ow.ly/gz3ZK

 

もちろん当時は今ほどのラインナップはありませんでしたし、

爛熟もしていませんでした。今やジャンルとしての共通言語を一気に増やしているようですし。

ただ、読んだことあるか、と言われたらあまり記憶にありませんねえ。

子供向け小説ってことで言えば、宗田理の『僕らの七日間戦争』は、まさに中二ど真ん中って感じで読みました。

 

 

個人的な話なのかもう少し一般的なニュアンスなのかは分かりませんが、小学校中学校ぐらいの年代で、

友だちと話をするときに、

 

「ジャンプ読んだ?」

これはアリです。当時はフライング購入が流行ってましたから、

本来毎週月曜発売であるはずの週刊少年ジャンプを前の週の土曜とかに買ってきた猛者が、

軽度の英雄視を受けることもしばしばでした。燦然と輝くジャンプ黄金期。

学校でのメインの話題と言っていいかもしれません。

 

「昨日のテレビ(ダウンタウン、とんねるず、元気が出るテレビなど)見た?」

は、アリっちゃアリなんですよ。聞いてもいい空気感。

ただし、ジャンプとの一番の違いは、リアルタイムでの共有性なんですよね。

ジャンプは帰りとかに一緒に読めたり回し読みしたりできるから感想言いやすいのです。

 

一方でテレビは、家で家族と一緒に見ていますので共有性が少なく、

翌日どのように切り出し、どのように思い出せばいいのか難しい。

何だか自分の家ではどんな風に過ごしているのかみたいなのを告白しなきゃいけない気分にもなって恥ずかしい。

外では虚勢張ってるわりに、家だと「お母さんオヤツとってー」とか言ってるのがバレそうな感覚。

コミュ障にはかなりのハードルです。一緒に笑ってればいい、というのが使えないですから。

この辺は、2ちゃんねるとかTwitterの実況の盛り上がりに似ているのかもしれません。

「wwwwwwwwww」とか一斉に書き込んでるだけで楽しいっていうね。顔も合わせなくていいし。

リアルタイム共有がないのに話せるっていうのは、逆に言えばそれだけですごいです。



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このエントリーは、

ルマガ 山本山本佳宏『二十一世紀の未読』

本日配信分の一部を抜粋したものです。

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