モギフォン
電波の狭間に生まれた、『携帯電話サティスファイ・カンパニー』。
従来のサービスではカバーできなかった、ケータイの『カユいところ』だけを狙い撃ちいたします。
こちらは…モギフォンです。
『圏外からはじめるケータイ入門』をスローガンに、全社員一丸となってお届けしてまいります。
こちらは…モギフォンです。
(*会社 朝の風景）
おはようございます！モギフォンです。
それでは今朝も、指差しケータイ確認から参りましょう！
「ひとーつ！ それはあなたのケータイですか？
ひとーつ！ それはあなたのストラップですか？
ひとーつ！ 電源は入っていますか？
ひとーつ！ カメラのレンズに、指紋を押捺していませんか？」
以上、きょうも1日、モギフォンを、よろしくおねがいします！
(*ニセ提供クレジット) ダウンロード・パケット代・圏外の、モギフォンがお送りします。
…という番組を2年前ぐらいにやっていたよ茂木淳一さんあの時はありがとう。自分だけで考えて自分だけで作って人の意見とか完無視し続けることの限界はすぐに来てあっという間にモギフォンは倒産して行くあてを失った僕はモンゴルに渡ってチンギス=ハンと名乗ってガバガバ侵略した。または青森に渡ってキリストと名乗って知名度の低さにガバガバ死んでガバガバ墓に入った。またはラスベガスに渡ってセリーヌ･ディオンと名乗って観光客相手にショーやってガバガバ金を稼いだ。最後のガバガバは都市伝説じゃねーだろ。
この番組をやって分かったことは自由と責任はワンセットだってことと1人で背負い込むのは楽しいなってことと1人でやって成功すればするほど1人じゃ何にもできないのを実感するねってことと。
携帯電話と手
ごめんくださいこちら赤さんのお宅でよろしかったですか？赤さんいらっしゃいますか？もしかしてアナタが赤さんでらっしゃいますか？…ちょっと!!!僕が話してるんだから返事ぐらいしたらどうなんすか!!!!!失礼でしょーが!!!!寝っ転がったままとか!!!おいコラ赤!!!聞いてんのかお前!!!!
江戸川乱歩の『孤島の鬼』という作品で、赤ちゃんのことを赤さんと書いてあって何でかは分かんないけど無性に感動して赤さん今まで見下して『ちゃん付け』で呼びつけたりしてゴメンなさいと感じて年齢問わず人には敬意を払う心意気でありたいですなと感じた高校のとある小遣い日。何日でいくらだ。
赤さんが育つプロセスで、手を顔の前にかざしてじーっと見つめる時期がございまして『ハンド・リガード』といいますけども。今見ているものが自分の一部であると赤さんが認識するために必要な行為。
一方でジジババさんを含め死期が迫った人間も手をじーっと見つめ始める。これは『ハンド・リガード』じゃなくて『手鏡』と呼びましてコレやりはじめると、もはや助かんないんですって。聞いてますか赤さん。しゃれこうべ押しますよ親指で。
赤さんも手を見つめてる。死にかけのジジババも手を見つめてる。その間にいる僕たちは、手に持ったケータイを見つめてる。ケータイが自分の体の一部であると認識しようとするかのごとく見つめTEL。
震災が起こって関西地方のケータイ所有率が劣化ウラン弾的に増大しても他人と常時つながっていることが耐えられなかった僕はケータイを持たなかったのに彼女ができて一緒にケータイ買おうと言われた瞬間同じ機種を嬉しそうに購入しちゃったりなんかしちゃったりしてポリシーなんか性欲でカンタンに折れ曲がってケータイでメールができるようになってそれ以来、ケータイが手から離れたことはない。気分次第で着信無視したりメール無視したり留守電一切聞かなかったりケータイとかマジで最低だとか思ったりもするけど、それでもケータイが手から離れることはない。
何で？依存っつーか中毒っぽくなってしまった件を誰かに対してプリンセスプリンプリン文句垂れるつもりは全くないんだけど何で？ケータイのない世界に戻りたいとか言うつもりも皿皿血皿皿ないんだけどあっ!!!!真ん中のお皿にチン毛が乗ってる!!!!
何で手から離れないのかと問うても僕の中には大した答えがないしどっかのオッサンがそれらしい研究をしてるハズだからそういうのは任せてとりあえず現状全肯定でいく。僕らの手からはケータイが離れることはない。だったらなおさらで携帯電話が便利なだけでいいハズがない。自分の手が便利なだけであるはずがないと思ってたのが2年前。そんなことを思ってて今年。箭内さんが風とモバイルLabを設立した。
風とモバイルLab
“ケータイはもっと人間を幸せにしなきゃダメなんだ。その答えを、ここでキミと僕が出してゆく。”by箭内所長。
ケータイをもっと素敵なモノとして位置づけるような仕掛けやモノ作りを研究所。悲しいケータイをこの世から一台でも少なくするための研究所。ケータイ会社になんか任せてらんない。誰にも頼まれずに勝手に始めた研究所。それが『風とモバイルLab』。
悲しい悲しいと言うけれど、悲しいケータイって、何かね。それをこの世からなくそうと言うのかね。自分たちで悲しい問題点や悩みを持ち寄って自分たちでクリエイティブに解決して商品化できるものは商品化するかね。これぞギャングスター・プランナー(GSP)の醍醐味じゃないですかね。ギャングスター・プランナーが何のことか分からない人は見てくださいwww.tfm.co.jp/kane間違ったwww.tfm.co.jp/kazetorock。2008年の潮流です。お見知りおきを。ケータイとGSPが僕の目の前でクロスしたこの瞬間。捨て置けない。僕も考えます。悲しいケータイをこの世からなくす方法。
悲しいMYケータイ
※『朝起きて彼女に”おはよー”ってメールしたら返信が”バイバイ”だったあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!』の件
⇒バイバイって何とか考えるだけ時間の無駄なのは今では分かりますけども普通彼女へのおはよーの返信はおはよーだと思うから油断するじゃないですかハタチぐらいの学生としては。筋肉を弛緩させてメールを開くじゃないですか。どんな場所でどんなシチュエーションでメールを見たのかは全く覚えてないけども文字を見た瞬間、ツアーTシャツを求めてLIVE会場を走り回る女のごとく血液が頭から背中を通ってふくらはぎ辺りへザーッと殺到していくあの感覚だけはフレッシュに覚えてて病みつきでたまんないですよね人の自分への好意が嫌悪に変わる瞬間とか。嫌悪が好意に変わる瞬間と全く同レベルに超ドキドキする。とか今は思えますけども悲しいケータイだったあの日。必死に会いに行ってなだめすかして愛のあるセックスをしてその日は無事に終了しました。寝たきりのジジイに管1本多く突き刺した程度の延命処置ですけど。
「バイバイとかサヨナラとかいう言葉がキライだからまたねとかまた会おうとか言って」とか言ってバイバイは悲しいコトバに分類されていてまた会いましょうとかまた青魔法とか言ったって会わないもんは会わないのにその場の安心感だけ欲しいっていう感覚もわかんないではないんだけど青魔法って何。ドルイド僧か。ツタとか魔法でビュルビュル伸ばすか。バイバイってバイの2回繰り返しなのが悲しいのか。これから2度と会いたくないヤツに対してのアイサツはバイバイバイバイバイとか5回ぐらいの奇数繰り返しを推奨します。
※『ずいぶん昔に縁を切ったはずのサラ金から2ヶ月に1回ぐらい「最近どうですか」的な御用聞き電話がいまだにケータイにかかってくるううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!』の件
⇒仕事を始めて最初の3年間は年収が10万円ぐらいでしかも良いようにコキコキ使われてバイトもロクにできなくてマヨネーズの先っちょの星型の穴に舌を突っ込んで舐めながら寝るみたいな格差社会生活を送っていて当然圧倒的に生活費が足りなくてサラ金に手を出して毎月金利だけをプラナリアのように返していくしかないわけだけどもようやく人並みに稼げるようになって50万ぐらい一気に完済してサラ金のカードをシュレッダーにかけてお疲れさん俺、とつぶやいたのは30歳になる手前ぐらいだった。もう、彼とはそれっきりにするハズだった。優しい主人とカワイイ娘の3人、郊外の小さな一戸建てで幸せに、穏やかに暮らしてきた。そしてこれからもそんな毎日が続くはずだった。あの日、私のケータイが鳴るまではPRRRRRRRRRRRRRRRるるるるるりいいいいいいやああああああああああ!!!!!思い出させないでええええええええプ○ロ○ミ○ス四○谷店の皆様ああああああああああああああああああ!!!!!!!もう借りません儲かりませんもう借りませんということは儲からないこともないってことなんですけどももう借りません!!!
※『気の迷いでダウンロードした”ときメモ2”のアプリをいつかやるかもしんないとか思って今も大事に取ってあるううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!』の件
⇒悲しい。消せない自分が悲しい。この年になっていつかやるかもと思ってる自分が悲しい。大学生のときにときメモをやって一度も藤崎詩織を落とせたことがないウンコゲーマーであるところの自分が悲しい。でもめんどくさくてゲームスタートできない自分が悲しい。全部悲しい。モバイルバンキングで振込みしようとしてたら三菱東京UFJの下にときメモ2って表示されるのが悲しい。
※『今じゃ仲が良いバンドと初めて会ったときの話だけどコレからよろしくね的な感じでメシを一緒に食ってるときにそのバンドの事務所の50歳ぐらいの社長が隣で若干気まずいなーと思ってたら急にケータイ取り出して「俺のオンナ、見る？」って言われて、おやありがたい会話も弾むキッカケになるかしらと思って見たいですつってケータイのぞきこんだら彼女の写メじゃなくて思いっきり騎乗位のハメ撮りムービーで彼女か愛人か知らんけどananananアナナナナン喘ぎまくっててええええええええええええええええええええええ!!!!!!!』
⇒芸能界ってエロいよね。芸能界ってチンコでかいよね。何か悲しい。
愛を取り戻せ
コレ書いていいのかどうか全く分からないので書きますけどもある日箭内編集長兼所長から電話がありまして。
(箭)「風とモバイルLabにイイの届いたんすよー」
(山)「ほう」
(箭)「”予測変換機能をなくそう”ってヤツなんだけど」
(山)「ほう」
メールを作成する。”ありがとう”って打とうとする。”あり”って打ったら下の欄に予測ワードが出てきてその中に”ありがとう”がある。そこをポツッと押すと”ありがとう”が完成する。そのありがとうは、誰に言ったありがとうですか。別の人に別の気持ちで伝えた別のありがとうじゃないですか。感謝の気持ちさえ使いまわしますか。予測変換やめませんか。
誰でも自由に自分の好きなものを世の中に向けて好きだと発信していいんだ。それが言いたくて始めたギャングスター・プランナーで、その一環というか暴れるための場所として開設されたのが風とモバイルLabだったんだけど、その予測変換の話を聞いてビリビリ実感した。ギャングスター・プランナーは、『愛を取り戻す』ために生まれるべくして生まれた。純愛ドラマ見てオナニーして寝るとか旦那が病気で死ぬ映画見たあとパーマかけるとかそんな毎日で僕たちが失った愛は補充されない。自分の愛は自分で取り戻さなきゃいけない。感動秘話にはもう飽きた。餌のように与えられる愛にはもう飽きた。自分の愛は自分で取り戻さなきゃいけない。それがギャングスター・プランナー。僕の2008年3月現在の人生のテーマは『愛を取り戻せ』に仮決定中。
幸せなケータイ
Q.電波が悪くてイライラするのを解消したいんですが。
もしもしー。おつかれさまでーす。あのですねー、先週いただいた資料なんですけども2ページ目の下半分がですねもしもしー。あのー資料なんですけどもーええええ、2ページ目がですねーもしもしー。もしもーし。聞こえますかーもしもーし…チッ…もしもーしもしもーしもしあもしもし？すいませんすいません。いえいえ、電波悪いっすねーエヘヘヘ。でですねー資料…違います先週いただいた資料です。はい。で、それの2ページ目の下半分が文字化けしてまして読めなくなってもしもーしもしもーしもしもーしプツッぶるるるるるうううああああああああ絶対今日仕事してやんない!!!!!!!!!!!!!!!
電波が悪いとイライラする。つながってんのかつながってないのか聞こえてんのか聞こえてないのかどこからどこまでが聞こえてないのか分かんなくてイライラする。イライラするだけだったら別にいいんだけど、その時の通話相手のコトまで一瞬キライになる。叶姉妹の乳デカい方が言いました『罪を憎んで人を憎まず』と。叶姉妹の乳デカい方の言う通りです。通話相手は悪くない。悪い電波状況が悪いんです。とか言っても電波状況は僕たちには変えられないし何よりケータイ会社が僕の真横にアンテナ立てるまで待ってられない。もっと簡単にもっとクリエイティブに解決する方法があるはず。
A.通話品質アラームを変えましょう。
たいていの人はOFFにしてると思いますけど電波悪くなると鳴らす警告音みたいなのあるじゃないですか。アレ有効利用したほうがいいと思うんですけど。ただしピピピピーとかプププププーとか不快な音じゃなくて赤ちゃんの笑い声とかにします。自分の好きな音に変更可能です。ヘビが脱皮するときの音とか中学生男子が寝てるときに骨がギシギシいう成長音とか趣味趣向に合わせて各自変更してください。着信音が好きなようにいじれるのにコレが技術的にいじれないわけないと思うんで。これで電波の悪い場所での会話もニコニコです。イライラしない。何だったらあえてアンテナ立たない場所でしゃべりたくなる。明日からやってくださいケータイ会社の人。
Q.電話帳に入ってる人の名前が思い出せません。
800件とか1000件とか入力できるようになってそれはそれは便利なことでよろしゅうございますけどたまに仕事先でアドレス帳がいっぱいになって大変なのよねー2000件ぐらいないと全然足んないわー誰消そうかなープリプリプップクプーとかアホみたいな顔して自慢してる中身も当然アホとかがいて本当にアホだなと思いながらゴータマ=シッダールタ(ガウタマ=シッダッタ)のような目で見つめているんだけどふと自分の携帯を見れば自分だってほぼメモリ満パンまで電話番号入っててビックリしてクリクリ一覧を見てみたらどこの誰だかサッパリ分かんない名前が山のようにでてきてビックリした。ホラ便利でしょみたいに顔写メ登録できるようになってたりするけどそんなもんいちいち登録するのは付き合いたての男がいる女ぐらいだろ。顔も思い出せないようなヤツの顔写メは、そもそも撮らない。顔を思い出せるようなヤツの顔写メは、そもそも必要ない。あまりにもベタなデジタル話でウンザリするけど人の名前を消去するっていうのはすげー簡単になってて削除ボタン1個押せば跡形もなく消えてしまって、やっぱそれは怖い。別れた女への未練を断ち切るために震える手で泣く泣く消すぜ電話番号、みたいに消去と引き換えに心臓の一部をちぎり取るみたいな等価交換レベルのドキドキがなきゃいけない。麻痺したらそこでおしまい。
A.電話料の登録件数を5件にします。
両親、兄弟、恋人、親友。まあ5件ぐらい。登録できるのは。こんな5件を消さなきゃいけない時って痛いでしょ心臓が。明らかにデカイ理由での別離しかないわけだから。登録するときドキドキするでしょ心臓が。オカンがホストと再婚したとか。彼氏できたとか。あとはいちいち調べてかけてください。誰かと連絡先を交換したらどこかに自分でメモる作業を取り戻してください。名刺を片っ端から探す作業を取り戻してください。その作業の時間を相手のことを考える時間に当ててください。好きでも嫌いでもいいんで。人間の外付けHDDがデカくなりすぎるとロクなことがない。と個人的にも最近すごく思う。
Q.年齢に関係なくケータイでドキドキしたいんですが。
夜中にテレビ電話着信があって出てみたら40代独身のオッサン番組プロデューサーが自宅からかけてきてて「機種変してテレビ電話第1号だよー」とか言われて手とか振られて実は僕も初めてのテレビ電話で手をちょっと振り返して電話を切ったあとベランダから飛び降り自殺したくなった。でも思いとどまって今日も生きてる。次の日そのプロデューサーと顔を合わせたけどもなんか恥ずかしくてその件を切り出せなくて相手も全然その話をしてこなくて酒の勢いで一発やっちゃった同僚みたいな雰囲気がああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!オッサンがケータイでドキドキしちゃいけない理由なんてこの世の果てまで行ったってないはずなんだ。けど何この悲しさ。何で年を取ったら何でも分かってる風に振舞わないとキモイとか豚とか低脳とかナメクジとかCD-Rとかメモ帳とか布団圧縮機とか思われなきゃいけないのか。その現実こそが悲しいっつーかCD-Rのことバカにすんなよナメクジ。
A.40代以上のケータイ所有者にはケータイ会社から任務を与えます。
オッサンが必死にケータイいじってると気持ち悪いと言っている女の子に何でですかと聞いてみた。「何か若者の流行に必死でついていこうみたいな雰囲気が出てると気持ち悪いのと、いい年して誰かとつながろうとしている余裕のなさみたいなのも気持ち悪い。最近、枯れた味が魅力のオジサマ好きな”枯れ専”っていうのが流行ってるんですけど、その条件に『ケータイに執着しない』みたいなのも入ってて。ケータイに対してギラついてるのがカッコ悪いんじゃないですかね」「でも俺は必死でケータイいじってるオッサンも応援したいんですよ」「必死さに意味があればいいと思うんですけどね。オジサマが必死でケータイをいじる用途って意味がないっぽい」「ジャックバウアーとか1時間中30分ぐらいケータイいじってるけどカッコイイですよね」「あれ任務だからカッコイイんじゃないですか」「それや!!!!!!!!!!」オッサンオッサン言ってすいません。一番ラクな表記なので。
40代以上の人が持つケータイに、突如着信するメール。メールを開く。”30分以内に高田馬場駅周辺のアンテナをすべてチェックして異常のある箇所を報告せよ。さもなくば来月のケータイ料金は20万円”。人によって任務はさまざま。20万はイヤ過ぎる。知り合いに電話したり地図をチェックしたりケータイをいじりまくる。街中を走り回る。ジャックのように。40代以上の人は全員。だから必死でケータイをいじって走り回ることに誰も何の抵抗もない。むしろカッコイイとさえ思う。オッサンは否が応でもケータイに詳しくならなきゃいけなくなる。必死で勉強する。誰もとがめない。むしろ好意的。いつメールが来るのか。ドキドキ感。
しょせんは道具
人間が作り出した道具が人間を不幸にしてはいけない道具は道具であって、人間様より偉い道具はこの世にあっちゃいけない。だから核爆弾は作っちゃいけない。
アイザック・アシモフの有名なロボット三原則。
第一条：ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条：ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条：ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
全部ケータイに置き換えます。
第一条：ケータイは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条：ケータイは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
第三条：ケータイは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
ご主人様の言うことを何でも聞いてどんどん便利になってったケータイだけど、しょせんそれは第二条を守ってきたからであって第二条は第二条で、第一条に反してまで便利になっちゃいけない。ケータイは人間の幸せに危害を加えちゃいけない。『便利＝幸せ』が完全に成立してると思ってたのは大昔のことで、今を生きる僕らはそんなわけねーだろーがってことに気づいてるはずで道具には愛がなきゃいけない。道具は人に愛をもたらすモノじゃないといけない。