「誠意は言葉ではなく金額」

とは、当時中日のプロ野球選手であった福留孝介の2007年の有名な言葉です。契約更改の時のものですね。

 

誠意は言葉ではなく金額。

この発言などもきっかけにして、福留は銭ゲバだの銭闘員だのと一部からは批判を受けることにもなりました。

 

お金が大好きでもあり大嫌いでもある、すなわちお金以外の価値基準を持たない日本の皆様は、

こういった発言を表向きにはすごく嫌います。裏では、もうお分かりですよね。お金がすべての社会に縛られ、

お金を忌避したり、その反対にお金に身を捧げたりする。

金持ちであろうと貧乏であろうと、それは同様です。自分の行動の中心にはお金がある。

 

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誠意は言葉ではなく金額。

この言葉を言わなければならない理由は、いくつかあります。

 

そもそも、その相手に誠意がない。ウソだらけで信用できない。自分の利益しか考えていない。

そういう人に、「俺たち仲間じゃん、一緒に頑張ろうぜ」と言われて感情が動くほど、

僕は脳タリンではありません。

それどころか、僕はすっかり、「仲間」というものを一切信じなくなってしまいました。

「そういうのはもういいから、働いた分だけの金よこせ、お前と感情のやり取りをする気は一切ない」と。

 

加えて、僕は会社員ではありません。上司も部下もいません。

業務上、命令を受ける気も与える気もありません。

その代償として、保証や肩書き、社会的身分その他諸々の恩恵を放棄しています。

「そんなことないもん!!!　今や会社員だっていつクビになるか分からない時代だもん!!!　大変なんだもん!!!」

辞めてから言えばいいじゃないですか、そういうのは。

僕だってサラリーマン楽で良いななんて言ったことないんですから。

 

 

 

相手にとって、僕と次回も次々回も仕事をする義務は全くありません。

相手が契約の全権を持っていることも稀です。(こっちサイドは全権を当然僕が持っています)

僕らは、何者からも守られず、あっという間に無収入になって路傍に転がる可能性がある。

そしてそのことについて、異議を申し立てたり拒否をしたりする法的根拠は何もありません。

お前が選んだ道やろと。法律様もおっしゃってる。

 

 

「だから俺たち仲間じゃん、一緒に頑張ろうぜ。こんな時に金の話なんかするなよ」

 

いいえ。誠意は言葉ではなく金額です。僕たちにとっては。

明日の保証など誰もしてくれない個人事業主に、いつかきっと金払うから、は通用しない。

金額で評価しないなら、あなたは何をもって僕を評価するのか。

あなたは飽きたら、もしくは自分の利益にならなくなったら、簡単に、冷酷に、時には醜く、

僕を切ったじゃないか。何度も何度も。

「仕事ってそういうもんじゃん、大人だから分かるだろ？」と。

分かりますよ。だから今、適正な金額の報酬を支払ってください。

僕の仕事はあなたに奉仕することではない。社会に奉仕することです。

 

 

本当は、ここまで書いたことなど全て忘れ去ってしまいたいのです。

可能なのであれば、僕も信義に則って金のことなど考えずに仕事をしたい。

これ面白くない？みんなもこれ見て楽しくなってね！って、ずっとみんなにプレゼントしていたい。

 

仲間という言葉は、その相手が苦境の時にこそ使うものであって、

それ以外の時に使う人を、僕は信用しない。そういう人たちの言葉は、僕にとっては何の価値もない。

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本日信分の一部を抜粋したものです。

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