■ 序 ■■
熟女人妻風俗のメッカ、鴬谷のガチンコの熟女マニアの中で一番お願いしたい相手は圧倒的にヒラリー・クリントンらしいです。
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と書いてあってもご購読の方のほとんどは僕が嘘しか書かないことをご存じですので冷笑しておしまい、で済ますことがおできになると思います。が、子供と一部の頭がおかしい大人は、何と驚くべきことに信じるわけです。そのまま。
時には「お前が書いたことを信じたら恥をかいた(損をした)から責任をとれ」とおっしゃる方もいます。
そして世の中は、「そうだそうだ責任をとれ」を新たな通念にしつつあります。
どうやったって人と人は分かりあえないんだから、「言わんでもそれぐらい分かるだろ、分からんヤツはほっとけ」という空気をどんどん排除して、徹底的に分かり合わないようにする、という歩みをたどってきました。
良いことである、という面も当然あります。
ひとつの言葉の上にはひとつの意味しか乗せないようにする。そうしないと健全で平和な社会を運営することはできないと。誰かのために、精神にバッファを用意する余裕なんかねーんだよと。
【バッファ (buffer)】
緩衝するもの。緩衝材。転じて調停役の人。
計算機システム等において、データを一時溜めておく装置ないしデータ領域。
入出力速度が一時的に不均衡になる際などに用いられる。
タイはかつて、欧米の植民地政策吹き荒れる中、東南アジアで唯一、独立を守った国です。
しかし実際は、自力で独立を勝ち取っていたわけではなくて、『緩衝国』としての役割を、列強に担わされていたわけですよね。
フランスとイギリスは争うように各国をバカスカ占領しまくってました、ということは、いずれはどこかで衝突します。
「コラ、その国はワシが植民地にしようとしとんじゃ、手出すな」
「お前のもんちゃうやろ、やんのかコラ」
対峙してケンカせざるをえない時がいつか来てしまう。しかしこんな辺境で無為に体力を消耗したくはない。
「じゃあ、タイはどっちも植民地にしないで間に挟んどくことにしよっか」
「OK」
これが緩衝国です。タイは幸か不幸か、独立を守りました。
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閑話休題。
直接的に衝突しないように、間に一枚噛ますもの。
「それをやったら、もう俺はお前をドツき回すしかなくなる」の「それ」を互いにやらないようにするもの。バッファ。
それを僕らは、どんどん捨てていく。
そこらじゅうで、チンピラ並みの卑しい因縁の付け合いが横行している。
今日本で起こることのほとんどは、正対してがっぷりと組み合うのではなく、「因縁をつける」ということそのものです。
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メルマガ 山本山本佳宏『二十一世紀の未読』
本日配信分の一部を抜粋したものです。
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