■■ 序 ■■

 

Do you like Tottoko Hamutaro?

(あなたはとっとこハム太郎が好きですか?)

 

No, I don't.

(いいえ、好きではありません。)

 

Do you like Tottoko Hamutaro?

(あなたはとっとこハム太郎が好きですか?)

 

No, I don't.

(いいえ、好きではありません。)

 

Do you like Bon Dance?

(あなたは盆踊りが好きですか?)

 

No, I don't.

(いいえ、好きではありません。)

 

 

 

 

■■ 破 ■■

 

盆踊りも別に好きじゃないですがとっとこハム太郎。とっとこハム太郎。何なんですか。とっとこハム太郎が嫌いなんです会ったことないのにとっとこハム太郎が嫌いなんですーうぅーううーうー♪フォークギターの穴から中にハム太郎ぶちこんだまま窓際に腰下ろしてですます調で歌うぞコラ。何なんですかそのリズムとっとこって何なんですか何で僕は怒ってるのですかーあぁーああーあー♪

 


 

 

小学校で教師が教える音読とか精読とか黙読とかの本の読み方の意味を僕は理解できないまま大人になった今ももっと理解できないままここに立った、すべての読書は音読だから。

 

超速読!とか言って5秒ぐらいでバンバンページめくってる人いますけどあんなもん読書じゃなくてただのオタ芸オタ芸オタ芸!!!!!!!! PPPF!!! パン、パパンフュー!!!!!エフの音やめて!!!!!文字は、発音されるために刻まれる。

 

文字を読むスピードは話すスピードよりも速くはならない。黙読であっても必ず脳内で発音する、試してみたまえその辺の文章を頭の中でしゃべる以上の速度で目で追ってみたまえ全く認識できないまま後ろへ飛んでいくだろう。どうなんだ。やってみたのかたまえ。おいたまえ。たまえ。聞いてんのかたまえ。たまえを問いただしたい気分になりましたがたまえは死んだおばあちゃんの名前だったので盆休みに免じてやめておきます。

 

精読だろうと熟読だろうと脳みその中で声出してるのは同じでスローモーションで読むのかフレーズをスクラッチして読むのか反芻してゲロを再咀嚼するのかってだけで、問題はスピードだけに収束する。自分で何言ってるか分からない速さで文字を読むことはできない。

 

 

今、目の前にいない人にも伝えたいからしゃべりたいことを文字にしたのだ、チンコがマンコから生まれマンコに帰るように言葉は音から生まれたから音に帰るのだ、ファイルが圧縮されたのは解凍するためなのだ、音は文字に圧縮され送信され解凍されてまた音になるのだ。

 

 

とはいえですよ、音⇒文字⇒音 は単なる圧縮/解凍とは違うわけですよワックスかけるワックス取るワックスかけるワックス取るとは違うわけですよ【音⇒文字 = シイタケ⇒干しシイタケ】!!!!!!!!干しシイタケが嫌いなガキどもはツタヤで小銭払ってベストキッド借りてパット・モリタと一緒に干しシイタケで窓拭いてこい!!!!!!

 

 

 

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このエントリーは、

メルマガ 山本山本佳宏『二十一世紀の未読』

本日配信分の一部を抜粋したものです。

 

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