猫の話をすればいいんですか


うちの祖母が猫を飼ってましたがクーちゃんっつー名前で真っ黒でそれはそれは不吉な猫だったですが子猫の頃は可愛かったですが生き物なので成長するんですが胴----------------------!!!!!!!!!!!

猫の胴が長いのは何となく知ってるつもりでしたけどもあんな長いですか。アメリカ人のチンコより長いですか。以前、どこぞの放送局の番組の打ち上げでプロデューサーが方天戟を振り回してのセクハラ無双を発動して外国人のチンコの話を女子アナウンサーに向かって始めたところその女子アナは「そうなんですデカ過ぎて痛いんですよねー」と言って無双は終息して話は再び猫の胴。クーちゃんのあまりの胴の長さを僕はあまり愛せなかった。スズメのバラバラ死体を僕に見せつける姿も愛せなかった。でもそれ以外は愛してた。

冬になるとコタツの中に入ったまま蹴っても蹴っても全く動かないのでどうやったらこいつは外に出るんだろう邪魔だなーと思って色々考えた結果思いっきりコタツの中で屁をこいてみることにして屁をこいてみたらイヤそうな顔をしてゆっくりと出てきてゆっくりと出てきたから面白かったからちょっと笑ってたらコタツの中心で尿を叫んだケモノでした。

こいたばっかりの屁の匂いを飛び越えてくる尿の匂いをみなさん想像してください。そしてそのまま寝てください。そして起きてください。マジクサ。マジクサ。なんでオシッコしたんだクーちゃん。と思って追いかけようとしたらクーちゃんはすでに祖母に捕らえられていて孫の手の手の反対側に付いているわりと重量感のあるあのゴムボールの方で狭いオデコをパチコ―――――――――――――――――――ン!!!!!!!!!!!!!!ジャックバウア――――――――!!!!!!!!!!!!!次期大統領――――――――――――!!!!!!!!!!!大正生まれってやる時やりますよね。あと猫良く死なねーな。と思った猫の思い出です。

 




猫の話をやめます


“青雲それは君が見た光”っていう時点で矛盾してるんですよね。雲じゃん。光じゃねーよ。百歩譲って雲と空だろ。光じゃねーよ。そんな話がしたいんじゃないの私。猫の話もしたいわけじゃなかったの私。したいわけじゃなかったけどしたの私。理由なんて分からない。そんなにワーワー言われても分からない。分からないよ分からない。距離置こう。私たち距離置こう。東京-小田原間ぐらいの距離置こう。何で今月号の流れに飲まれるがままに猫の話をしたのかというとラジオ風とロックのブログの方ではすでにお話しした件ですが酒飲みながら何書こうか考えてて完全に酔っぱらった瞬間1回ゼロになっちゃいました。何書きたいか。なので、ブログをお読みいただいている皆様に何書いたらいいか教えてくれたらそのまま書きますので教えてください的な感じのコトを書きましたところ教えていただきまして。今回は5つのテーマで書かせていただきます。

 

*先生が納得する反省文を書いてみる(神奈川県 孟起さんのリクエスト)

*つい近くにいた女性を「お母さん!」と言ってしまったときの上手い誤魔化しを考える(神奈川県 孟起さんのリクエスト)

*好きなモノについて。ただし文章を「なんで?」でつなぎ続ける(埼玉県 しまじまさんのリクエスト)

*遺書を書いてみる(神奈川県 孟起さんのリクエスト)

*ラブレターを書いてみる(神奈川県 孟起さんのリクエスト)

 

適当に選んでいたところ、孟起さんの不法占有状態となってしまいましたがありがとうございます。もちろんご指示通り書かせていただきます。

 



先生が納得する反省文

 

確か小学校1年か2年かの時、当時キッズに大人気ッズだった王子動物園という神戸の動物園のシンちゃんというチンパンジーがいまして。僕も当然大好きだったそのエテ公にクラスのみんなでお手紙を書こうということになりまして。先生は「お手紙を書いたらみんなにシンちゃんからのお返事が届くよ」みたいなことを言ってまして明日までに書いて来いということでそれはそれはクラスのテンション最高潮だったんでして僕もモチロン上げ潮で。

 

おもっくそ書いていくの忘れました。

何かあったんでしょうね。犬に吠えられたとか。

 

クラスで忘れてったのは僕だけで僕は泣いて先生に「あんただけはシンちゃんからの返事がもらえない」と言われてさらに泣いて放課後先生に呼ばれ「明日までに、遅れてゴメンねっていう手紙を書いたら返事もらえるようにしてあげるから書いてきなさい」と言われたから何で俺は猿ごときに反省文を送付しなきゃいけないのか今となっては分かんないんだけどその時はハイっつって必死にゴメンナサイ的なのを書いて次の日提出して1ヶ月後クラスにシンちゃんから返事が届きまして。

僕の分だけありませんでした。

みなさん、オトナはクソみたいなウソとその場の思いつきと自分だけの都合で生きてます。あんなヤツら信用しちゃいけません。良いオトナもいるよ、っていうのはオトナの目くらましです。良いオトナはこの世にはいません。僕は小学校1年の時から知ってます。久々に思い出して腹立ってきた。あいつ低学年相手に平気でウソつきやがって。猿の返事て何じゃい。飼育係のオッサンだろ書いてんの。ってことでよくよく考えたら僕、人間相手に反省文書いたことありませんでした。

先生が納得する反省文を人生初めてですが頑張って書いてみたいと思います。

 

 

私は昨日、下校中に校則で禁止されている買い食いをしました。

反省しています。

母も反省しています。

父も反省しています。

祖母も祖父も 犬も猫も

庭の草も 隣の柿の木も

おお 大地よ 遥かなる大地よ

先生に謝れよ大地よ

 

何か違うな。書き直します。

 

 

私は昨日、下校中に校則で禁止されている買い食いをしました。

反省しています。

私も反省していますが、私の祖父はもっと反省しています。

パチンコに入りびたって家にお金を入れなかった祖父が、働くようになりました。

駐車場の警備員のアルバイトです。

タワー駐車場の前に立って、「前から入れてください」と言うだけの仕事です。

祖父は反省しています。

「前から入れてください」と言った後に、毎回「ごめんなさい」と小さくつぶやいています。

 

 

コレにします。

 

 


お母さんと呼んでしまった時

 

つい近くにいた女性を「お母さん!」と言ってしまったときの上手い誤魔化しを考える。

 

こんなキングオブベタみたいなテーマをなぜピックアップしてしまったのか一切覚えてないんですけども選んでしまったのでやりますっつーか、これ実際にやったことありますかみなさん。僕も人生で1回ぐらいあると思うけど人生に1回だったら電車の中で外人に突然ケンカ売られるのと同じぐらいの頻度じゃねーのか。昔スーツ着た白人が学ラン着たマジメそうな高校生を電車で首根っこつかんでグリングリンに振り回してて本当に面白かった。無差別級の心をしっかりと理解してるなと。

あるあるネタって僕本当に大大大大大大虎大大大嫌いです。逃げろ――――――――――――虎がいるぞ―――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

つい近くにいた女性を「お母さん!」と言ってしまったときの上手い誤魔化し方ですか。桑田佳祐のマネで、もう1回「お母さ―――――――ん!」と言う。コレで良いですか。多分誤魔化せます。「あ、株式会社のほうの『お母さん』なんですけどー」とか仕事っぽくしても多分誤魔化せます。間髪入れずにビンタしたらお母さんの件は忘れるので多分誤魔化せます。

でも、「あ、間違えちゃった」とか言ってわざと恥ずかしそうにするのが正解だと気づいたらあなたはオトナです。こっからの逆算で普段はオトナの男っぽく振る舞いつつわざと間違うことができればモテ始めます。

 

 


好きなモノについて

 

ただし、文章を「なんで?」でつないでいく。自問自答しながら『好き』を掘り下げていけってことですよね。答えられなくなったら終了だと。

 

今、好きなモノですか。知り合いのタレントさんとか「最近好きなモノ、ハマってるコトは何ですか?」と聞かれるのがホントにイヤだと言ってたりしてて「そりゃそうだよねー」とか答えちゃってるけど質問してしまいがちな。あと『最近あったこと』も。最近あったことなんか覚えてないし別に特にハマってることなんかないですみたいな。世の中はサービス精神で回ってますな。

 

そんな僕の好きなモノは『スルメ』です。

(なんで?)

ゲソのところと頭の三角のペラペラのところが好きだからです。BODYにあんまし興味ない。

(なんで?)

細かったりペラペラしてるものをクチャクチャ噛んでると寂しくないからです。

(なんで?)

今住んでる部屋は壁紙も廊下も真っ白なので、住み始めたときにタバコのヤニで黄色くするのイヤだなーと思って換気扇の下だけでタバコ吸うようにしてるんだけど仕事してるとタバコ吸いたくなるんだけど吸えないから代わりにずっとスルメを噛んでます。

(なんで?)

硬すぎず、すぐになくなりすぎず……あと珍味が好きなのかもしんない。

(なんで?)

子供のころ、あんまし駄菓子をバンバン食わせてもらえるような家庭環境じゃなかったらしくて家にはロクなお菓子がなかったんですけども何がしかを子供は食いたいわけで台所をチャバネゴキブリのごとく這いまわって見つけるのはスルメとかイカの塩辛とか梅クラゲとかタラコとかシーチキンとか、まあそういう珍味系じゃないですか。そういうのをずっと食ってましたおやつ代わりに。

(なんで?)

親は2人とも教師だったんで何かそういう教育っつーか子育て方針みたいなのあったんじゃないすか。駄菓子は与えないとか。買い食いは許さないとか。

(なんで?)

教育者だから完璧にイイ子に育てなきゃみたいな思いはあったんじゃないですかね。

(なんで?)

世間体なのか、よりどころなのかは知らないけど「子供1人マトモに育てられないくせに」みたいな後ろ指さされるのは困るんだと思う。

(なんで?)

知るか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!まだ生きてるから実家行って聞いてこい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

嗚呼、終わってしまいました。ムカつく質問ですね、人の家庭事情に土足で踏み込んでくるとか。

ということで、近々、ロクに心を通わせたことがない親との対談をこの連載で。やりたいと思います。

 

 


遺書を書いてみる

 

遺書か―――――。死んだあとのことを指示するとか本当に馬鹿げてますね。

どーでもいいじゃん死んだんだから、とか思っちゃうんだけどそういう意味じゃなくて、辞世の句的なコトバを残してけよってことかしら。暗くなりそうだなー。

 

 

『遺書』

 

人生に期待するほうがどうかしてる。人生みたいなクソつまんないものが、自分に何かをくれることなんてない。

面白おかしく楽しく生きたいなら、自分で作ってくしかないわけで。

神様なんて多分いないし、いたとしたらどうしようもなく根性悪い。

自分がどんなタイミングで死んだのか、うっかり死んだのか、飽きちゃって死んだのかは分からないけども、

まあ、別に良いです。

寿命に左右されないように生きるには、一瞬に全てを賭けることを繰り返していくしかないってことを、

多少なりとも実践できてたら、まあいいんじゃないすか。

 

私の財産は、最初に日本に来た宇宙人に全額あげます。

理由:意外とモメなさそうだから。

 

山本佳宏

 

 

…暗いな―――――――――――………ネガティブ根菜みたいな詰まりっぷりですね。人間には、理想の死にザマを具体的に考えちゃう人と考えない人の2種類がいるらしいです。僕も昔はカッコイイ死に方とかすんごいイメージしちゃう感じのやつでしたけど今は全くどうでも良くてしょーがないので、『死に様占い』っつーのをやってみました。安い占い遊びにありがちなつまんない結果ですがこの死に様で僕は特に問題ありません。

 

死亡した状況:

電車でこっくりこっくりとうたた寝。あなたは夢の中でドッジボールをやっています。

あ、ボールが顔に当たりそうです。反射的にのけぞったあなたは、ドガツン! と、後頭部を激しくドアにぶつけてしまいました。

死亡。

死因:脳挫傷

死亡した場所:電車の中

 

 


ラブレターを書いてみる

 

マジか―――――…………恥ずかしいな――――――――…………前も書いたことありますが僕小4の時に1回だけラブレター書いたことがあって、何書いていいのか分からなかったからキン肉マンの顔を上手に描きました。その程度の経験しかありません。ラブレターって、好きです以外に何を書けばいいんですか?好きになった経緯とか?言ったほうが早くね?文章書いてるヤツがそういうこと言っちゃダメすか。

 

 

やあ。風がすっかり秋めいてまいりました。

 

 

やっぱやめます。やあって。

 

 

 

好きなのか好きじゃないのかを1万回考えて、1回も好きじゃないっていう結論にならなかったから手紙書きますが好きです。

そんなことは考える前から分かってたけど考えてしまった1万回を無駄にしないために1万回好きだと伝えます。

この手紙は1回目の『好き』です。

 

 

何か違うんだよな――――――……相手を特定しないで書いてるからつまんないんだろうなー。

じゃあドラマとかにありがちな元カノへの手紙にしますか。何で俺こんなの書かされてんのか。

 

 

元気ですか。

もう無理だから別れると決めた瞬間、すごい優しくて穏やかな気持ちになってしまうあの感じって何なんだろうね。

穏やかであればあるほどそれに気づいて寂しくなるというか、ああ終わったんだなと確認するというか。

刺々しくてイライラしててどす黒い感情の中のほうにこそ愛があるんだと最近ようやく分かりました。

今、何してるんだろうなーとか、会いたいなーとか、今でも時々思うけど、頭の中に浮かぶあなたの顔は、輪郭がボヤケてて思い出せません。

目とか口とか、周りの風景とか笑った声とか、そんなことは思い出せても、顔は思い出せない。

何かツラいことあったりとかした時の逃げ場所としての、良き思い出、みたいな感じで利用してるだけなのかもしれない。

顔も思い出せないような人に会いたいとか、やっぱおかしいもんね。それか、顔もロクに見てなかったのか。

あの時、もっと土足で踏み込んで、行くなと言えば何かが変わってたのかもしれないけど、残ってるのは言わなかったという事実だけだから、きっと何度歴史が繰り返しても、僕は行くなとは言えないんだろうと思う。

まだしばらくは、逃げ場所としての良い思い出として利用させてもらいます。とりあえず、体には気を付けて。風邪引かないように。

 

追伸:顔を思い出せないというのはウソです。

 

 

 

全てにアンチ

 

基本的に全ての物事にアンチというか脊髄で反発するというか条件反射で反対に走ったり文句言ったりしてしまう体質で自分でテーマ募集して送っていただいて自分で選んでるくせに、いざ書こうと思った瞬間アンチ!!!!!!!!!「何じゃこのテーマ。破壊したろか」とか思っちゃってもう社会で生きていけないですそんなことでは。全部自分で考えて自分でやって自分で責任とる方がラクDAYONEとか言いつつも、アンチ体質ってことは相手がいないとどこに走ったらいいのか分かんなくなるってことでもあって、それはクリエイティブ合気道の逆なんですよね。これもアンチか。でも人が正解だと言って提示してきたものを正解として受け止めてる限り先がなかったりもするんじゃないかとも思うっつーか、「ウソつけ!絶対違う!俺は違うやり方で結果出したる」と言ったヤツが歴史作ってきたのは一定の事実ですし。失敗するにしても自分でやってみて失敗しないと納得できないし、うっかり新しい方法で成功するために普段から基礎クリエイティブスキルを養ってるんじゃねーのかとも言いたいし。

 

結論としては、

 

*先生が納得する反省文を書いてみる ⇒失敗

*つい近くにいた女性を「お母さん!」と言ってしまったときの上手い誤魔化しを考える ⇒失敗

*好きなモノについて。ただし文章を「なんで?」でつなぎ続ける ⇒意外と成功

*遺書を書いてみる ⇒失敗

*ラブレターを書いてみる ⇒失敗

という感触でございました。

 

次回は自分で考えまーす。