山本山本佳宏 yanmo.jp

キーワード「月刊風とロック」の一覧

「クリエイティブ」について (月刊風とロック連載を振り返る)


ここまで、月刊風とロックでの連載コラムをアーカイブとして久しぶりに引っ張り出してまいりました。

まとめての注釈となりますが、これらのコラムは当時の僕の考えていたことで、

今は全く違う考えであることも多数ございます。

日付も書きました通り、最新のものでも、もう2年前のものです。

 

もちろん、過去であろうと現在であろうと、自分の言ったことには責任を持ちますが、

今も一貫して同じ意見であれというご指摘には残念ながら沿うことはできません。

同時に、ご批判には素直に反省いたしますが、書いたものの訂正は一切いたしません。

なにとぞご了承ください。

 

 

なんとなく、『クリエイティブ』という緩やかなテーマで書かれているようにも見受けられますが、

僕個人としては『クリエイティブ』ということにあまり興味がありません。ないんかい。ないんです。

ただ、こういった、連載ものには、無理やりにでもいいのでテーマがないとなかなか続かないので、何らかの縛りを設定したほうが書きやすいのは事実です。

連載をするにあたって、「何かクリエイティブみたいなことについて面白いの書いて」と編集長の箭内さんに言われた気もしますが、それももう忘れてしまいました。

 


『ふぁぼる is クリエイティブ』(2011年2月号掲載)


ふぁぼる

 

ふぁぼる(動詞) 意味:お気に入りに追加すること

 

Twitterにおいて、特定の”つぶやき”の右側にある☆(星のマーク)をクリックして、

自らの”お気に入り”のカテゴリーに追加することを言う。

英語のfavorite(お気に入り)を動詞化した言葉で、favるとも書く。

 

日本語は何でも動詞化しちゃうんですか。『しちゃう』とか使うなよキモチ悪い。オカマか。

日本語は何でも動詞化しちゃうんですかとオカマに問われたらアタシの場合はむしろ逆で動詞化こそ日本語の醍醐味でありゴールであり新しい言葉の一般化普遍化を意味しちゃうってことなの。CDが売れなくなった理由は結局シディるって誰も言わなかったからなの。グーグルが生活に定着したのはググるって言うようになった瞬間なの。あきらめないで!

 

Twitterがしっかりと一般化したのはツイるとかふぁぼるとか言いやすかったという面ととりあえず「○○る」で流行らせようと頑張った人の思惑が正しかったのと両面あるんだろうと思うけどもまだやってますよTwitter。この前何かの企画会議でウェブ周りを担当するオッサンが延々「トゥイッタが」「トゥイッタを利用して」って言っててお前はラッパーかとつっこむのをずっと我慢してたら会議が終わってしまった面があるの。まだやってますよトゥイッタ。

 

僕みたいなエラのあたりのヒゲの剃り残し5ミリ程度の存在であっても「お前はこういうヤツだろう」「お前がはこういう事を言うヤツだろう」というある種の期待があって僕はそれに沿ってヒゲを剃って答えたりもしますし演じたりもする。僕は「素の自分」「本当の自分」っていう言葉は嫌いじゃないけど使われ方が大嫌いで、好きな自分も嫌いな自分も演じてる自分も「こんなのはホントの私じゃない」とか言ってる自分も全部ひっくるめたモノが本当の自分であり素の自分なのであって自分の一部を拒絶したり切り落としたりする必要はないと思ってるわ。あきらめないで!何で語尾を女にしたら真矢みきbotが顔を出すのか。

 

 

本来の僕は口汚くて陰気な鶏のササミなんですけども番組で各種のお仕事をするうちにいつの間にか「何か名言ぽいこと言いそうなキャラ」を望まれていて僕もそれをKARAとして演じ続けてる意識があった。

 

僕にとって「ふぁぼられ」とは、僕が『僕ってこういうこと言いそうでしょ』と思って書いて皆様が『そうそう、お前ってこういうこと言うヤツだよねだよね』っていう意思疎通の証しだと思ってて僕のTwitter上( @y_a_n_m_o )におけるふぁぼられ上位を転記。自意識過剰の誹りという代償を払って例証。


『19950117』(2011年1月号掲載)


東京人大好き地震ネタ

 

被災者という言葉はとてもとてもとてとてとても都合のいい免罪符でルターをビンタして奪い返して高々と天に掲げながら僕は言う「地震はネタでしかない」と。ルター涙目。帽子斜めなっとるがな。

 

僕のシングルロールのトイレットペーパーのごとくペラッペラなウンコ拭く価値ほどしかない大学生活においての記憶と言えばサークルで玉を蹴りあげていたことと地震のことぐらいしかなくて阪神淡路大震災。上京して薄暗い顔でチマチマ隅っこで仕事してて話しかけづらい僕が、大学は神戸でしたと答えたときの東京の皆様の顔がツルツルテカテカ輝いたことを僕は忘れない。ようやく食い付けるネタを見つけたと思ってツルテカしたことを僕は忘れない。恨み節では全くなくて僕もようやく何かしらのネタで東京の大人たちを喜ばせ組できるんだと思ってフェラチオ巧くなるために頑張れる私。的な。すごく誇らしいキモチになった。

誰もが僕に「地震のとき神戸にいたんでしょ?どうだった?」と聞いてきて僕は内心嬉々としつつも淡々とした感じを装いつつもそのたびにあの日のコトを話した。鉄板だった。みんな僕が大学時代に考えたどんな面白ネタよりも震災エピソードが楽しそうだった。やっぱ人間はこうじゃないとな、とむしろウンウンとうなずいた。

一言で言えばたくさん死んで知った顔も死んだ。大学のグラウンドは自衛隊の駐屯地みたいになった。でも本当に近しい人は死ななかった。好きだった女の子も死ななかった。僕にとってはそれで十分で他人の事なんか考える余裕もなかったし時には当事者ヅラ、時には第三者ヅラ、時には露骨な被害者ヅラをした。

また今年も1月17日に合わせてネタを披露する機会があって、相変わらず東京のヤツは地震ネタ好きだなあと思い、だったらばと、記憶新しい頃に書いた情緒たっぷりの気持ち悪い地震関連テキストが先日発掘されました(゚震゚;)ので載せてみます。ネットに載せるように書いたので、情緒に加えて表現も気持ち悪いですが。その気持ち悪さの中に地震に対する制御できない何らかの想いがあったんだろうなと。

 


『よこかわくんへ』(2010年12月号掲載)

 

人の一生っつーのは分からんもんだとプールの授業中に女子が座ってたとこに出来たケツ型の茹であがるような水たまり見てチンコ勃ててた中学生の僕にタイムリープして伝えてやりたいことはnつある(n3以上の整数)

思春期を存分に過ごす人たちを妬み嫉んでその場でうずくまって、あいつらみたいにはきっと生きていけないしあいつらと僕が関わることは一生ないだろうと思ってた中学生の僕へ。出会うべき人には、いつか必ず出会う。僕と誰かの道は、同じ星を見つめて歩いている限り、必ず交差する。

 

横川涼という男は、僕が持っていない全てのモノを持っている気がした。

温和でオシャレで芯が強く、バンド活動に明け暮れたあげく上京して夜な夜なクラブでDJをやり、カッコイイオシャレ男子とカワイイオシャレ女子に囲まれて毎日を過ごすくせに、オモチャやガラクタにも少年のような瞳を輝かせる文字通りのリア充。彼は僕がたどってこなかった、たどれなかった道を歩いてきた男だった。僕が持っていないものを持っているくせに僕が持っているものも持っている気がした。共通点は、同い年であることと、同じ瞬間に、ラジオを全部やめようと思ってたことぐらいだった。出会いはしたが、こんなキラキラした人と僕の道が交差することなんてあるわけがないと思った。

 

音を扱う仕事に携わる人は世の中にたくさんいる。僕も仕事上、そういった人たちとたくさん出会った。

僕の専門は音楽でも音でもないので、そういう人たちに対しては、「音楽詳しいんですね」「耳がいいんですね」以上の感想を持たなかった。彼らが壁を超えて僕の世界に入ってくることはなかったし、僕も彼らの世界に立ち入ろうとはしなかった。深い溝は深いままで、それぞれの岸で100メートル離れた豆粒ほどの人間の性格だの外見だのを勝手に想像して批評し合ってる。プロアマ一般問わず溝に向かって精液飛ばして満足するようなヤツばっかりだ世の中。

 

横川涼は、僕の世界を音でなぞる。誰かのカタチを音でなぞる。なぞる指が目に見える。それは彼の優しさであり、彼の主張であり、彼の命がけだ。命がけだ、なぜなら下は深い溝だからだ。

あなたは今、こんな姿を、こんなカタチをしています。誰かにそう言ってもらわない限り、僕たちは自分のカタチも分からない。自分のカタチが分からない人は、世界のカタチも分からない。

僕は言葉で、それをしようとする。彼は音で、それをしようとする。道は交差した。

 

どんな道をたどってきたから、そうするのか。そんなことはどうでも良くて今この瞬間、この交差点でそれをしていることだけが僕にとっては重要で、彼が音楽に詳しいのか機材に詳しいのか耳が良いのか才能があるのか、そんなことはやはりどうでも良くて、僕は彼の勇気に嫉妬して、嫉妬と同時に信用する。彼は口下手なりに言葉でも懸命に伝えようとして、言葉でも世界をなぞろうとしていて、僕はそれにも嫉妬して信用する。

そう遠くないうちに僕たちの道はまた分岐して、違う場所へと歩いていくだろう。僕はオナニー後のティッシュ臭漂う、やけっぱちの負け組であり続けるし、彼はどんな場所に行ってもキラキラと輝き続けるだろう。僕がそういうふうに彼のカタチを言葉で今なぞったんだから、そうなるんです。

 

クソダセー寂しがりの僕が、返事を求めず大好きだとラブレターを書ける人は少ない。

そしてこれはラブレターですクリスマスおめでとう。



『体育会系 is クリエイティブ』 (2010年11月号掲載)


この蝙蝠野郎が

 

パプアニューギニアとかで蝙蝠の丸焼き食ってる時のマーシーが1番好きでした好きでした好きでしたあああああぁああああっー!!!!!!!!!(みなとみらい方面へ走り去る)

 

あの時マーシーがサングラス振り乱しながかじっていたあの蝙蝠は現地の人たちに囚われ丸焼かれる前に何があったんだろう?一体何を見て来たんだろう?主にフルーツを食う心優しい蝙蝠だったんだろ―――――おおおぉおおーぅ歌ってみたわりにそんなことには靴下のサイドについてるボンボリと同じ程度にしか興味がなくて興味があるのは、友達はいましたか。

 

蝙蝠コウモリ蝙蝠とは時にイソップ童話のごとく卑怯な八方美人野郎として扱われどこにでも良い顔をするヤツは結局信用ならんヤツで仲間にも入れてもらえずにウンコみたいにイジメられるよイジメは正義だから。

そんなクソみたいな蝙蝠野郎のことを目にするたびに僕は自分のことを思い出すしかないわけですよこの蝙蝠野郎が。僕は蝙蝠野郎なんでしょうかイヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!!


『決めゼリフ is クリエイティブ』 (2010年10月号掲載)


ホモ痴漢3連発

 

ホモ痴漢3連発という知ってる人は知ってる僕の鉄板エピソードネタというものがありますが聞きますか。

ホモという単語に何らかの差別臭をお感じになった方はすいませんが差別ニュアンスはありませんが僕はホモに嫌な思い出があると主張する権利が少なからずあると思うので聞きますか。どうしますか。どうですか。今晩どうですか。替え玉どうですか。おなかいっぱいですか。延長どうですか。スペシャルサービスありますがどうですか。

 

中高時代は電車通学だったですが中2から中3の1年間ホモの痴漢に追い回されて、夏。夏だけじゃねーよ1年間つってんだろーが。

いつもの通り通勤ラッシュの電車にグリングリン乗り込んで吊革にぶら下がっておりましたらばど――――――もチンコ揉まれてるな―――――――――――ど――――――う考えてもチンコ揉まれてるよな――――――と思って振り返るとそこにはペペのローションを頭から浴びた七三分けのムーミンみたいな50ぐらいのスーツ着たオッサンが僕の背後で背後で背後で背後でポリループポリループポリループポリループポリループポリループ、プ、プ、プ、プ、プ。

分かりますか奥さん。思春期真っ只中の内気なニキビ面が電車の中で油すましみたいなオッサンにハアハア言われながらチンコ揉まれた日に帰って浴びた熱いシャワーの味と人格形成の歪みが分かりますか。奥さん。あんたの旦那ですよ奥さん。

それから1年、時間を変えて車両を変えて逃げ回り続けてホモの痴漢は僕を追いかけ続けてたぶん1年近くは続いたと思う。いまだに耳元でハアハア言われた瞬間に血が冷たく沸騰する感覚が鮮明に残ってますけども。これホモ痴漢1発目。


『風とロックの26時間』 (2010年9月号掲載)


風とロックの26時間

 

妖怪あかなめからキミのケータイに毎日メールが届くよあかなメール!!!!!!!!!

 

紙面容量的に余裕のない中、1行目に何を書くかを全身舐められながらひと晩考えまして8月28日24:00から8月29日26:00までの26時間。重度のリアルタイム中毒者たちが贈る『ラジオ風とロック』の生放送を超えたREALTIMEプロジェクトそれが『風とロックの26時間』!!!「口で言ったことの責任を取る。それが企画である」との箭内道彦の宣言通り思いつきを必死にカタチにするだけのリアルタイム企画中毒者たちの26時間!!!!ラジオ風とロック・生放送3連発そして3連発のハザマはTwitterとUstreamと連動して完全実況!!!!

 

【8/28 24:00】Twitter のヨシヒロアカウントにて『風とロックの26時間』開始。完全実況スタート → 【8/28 25:30-26:00】 ラジオ風とロック(TOKYO FMバージョン)生放送 → 【8/28 27:00-27:30】 → ラジオ風とロック(JFNバージョン)生放送 → 【8/29夕方頃】 仙台に向けて車で出発 → 【8/29 24:00-24:30】 ラジオ風とロック(Date fmバージョン)生放送@Date fm → 【8/29 26:00】 『風とロックの26時間』グランドフィナーレ

 

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『スピリチュアル is クリエイティブ』 (2010年8月号掲載)


ツァ

 

かつて高名な占い師にあなたは首の凝り過ぎで今年中に死にますと言われて幾星霜。花は枯れ鳥は空を捨て人はほほ笑みなくしてきたけれども僕の首には沼から上がって来たときに知らぬ間についていた吸血ヒルが何本かぶら下がっているぐらいで今年もこうやって首の凝り過ぎで死ぬこともなく半分以上たち、占いが大嫌いになりました。凝り過ぎて。

とは言えこうやってNOUNOUと生き恥と首のヒルを晒し続けてると周りもある程度年をとってくるせいなのか世の流れなのかは分からんけどもスピリチュアルブームですか。相変わらず。Pスポットことパワースポットブームですか。この前加藤鷹がGスポットは3つあるとか言っててビックリしましたけどもPスポット。好きなスポット行ったらええがな。マイスポットに行ったらええがな。いちいちパワーパワー言わんでも。あと朝イチから人の星座をランキングづけるのいい加減不快なのでやめてもらえますか。前も言いましたけど。キキとララに頼んで小惑星ぶつけますよ。

 

日本は男社会です。中でも放送業界は男社会です。男のためにシステムが組まれていて女性はすごい苦労するというか生き方の選択肢がすげー狭いと思います。今思い出したので書きますがかつて女性の先輩の放送作家さんが言ってて「女がこの業界で生きていくためには2つの道しかない。女で売るか、女を捨てるか」とか言ってて気持ち悪いなーこのオバハンと当時は思いましたけれどもそんだけの覚悟を女性に要求する職場っつーのはやっぱり男社会なんだろうな僕自分のSEXを意識して仕事したことないから。同様に女性はそういうことを意識しないかもしくは男になんか負けねーぞと思って仕事をしているとシステム上何らかの壁にぶち当たることが多いんじゃないかと見てて思って気が狂ったように毎日毎日働いてた女性のディレクターはこいつやるなーと思って大好きだったんだけども結婚した瞬間ものすごい勢いでダメになったというか、あのロボトミー手術後みたいなぶっ取れたセンスが根こそぎなくなってて個人的な感想なことは分かっててダメだった。何か戦友をひとり失ったような気分だった。これは偏見ですか。蔑視的な。個人的には結果以外に何も興味ないつもりですんですが。どこぞのチンコ出し入れした回数だけゲスト入れるヤツとは違うつもりでしたんですが。

 

スピリチュアルに走る女性も見かけるようになる。ヒマか。いやヒマではないんだろうけども男のために組まれたシステムの中で男と同じモチベーションもしくは目標を持たされていくことに無理が生じるのか目標をズラす。彼女たちにとってはズラしたわけではなくてそちらの方が正しいチョイスかもしれないけどもとにかく石だのタロットだの神社だのPスポットだの前世だの言い始める。ヒマか。僕の立場からすればスピリチュアルとか言い始めた瞬間に戦線から脱落していくそんな女性たちを見るにつけ複雑というか寂しいというか原因探ったってしょーがない気にさせられる。

 

そしてそれは僕の思いすごしの可能性もあるわけでスピリチュアルがクリエイティブに及ぼす素敵な効果だって期待されてしかるべきであって食わず嫌いというか世界の中心でワーワー言うのをやめてみることにしました。

 

「スピリツァらざるをえないのよ」

と彼女は言った。ツァ。

彼女は僕と同い年でディレクターでここ1年とちょっとの間にスピリチュアルへの道をツァンツァン歩んできた人で僕の疑念の目は具体的にはこの人に向けられていた。言ってることが本当なのか嘘なのかということには興味がなく、スピリチュアル道をツァンツァンと歩き始めた結果クリエイティブに何らかの良い影響が出ているのか出ていないのかに興味がある。

 


『続・ギャングスター・プランナー』 (2010年7月号掲載)


検閲済

 

こん■■は。

週刊マン■誌と言えば漫画家と担当の息も■■ぬ二人三脚■■■■のやりとりも頭に浮かんだりしたり書籍と言えばZ■クラスのとんでもない数の赤い■■が入っての差し戻しがあったりしてそりゃまあ■■■■ことなんだというか放送作家だってCMプラン■ーだってそれ以上にそういうことで■■■まあ規制も修正も■■スカ入ってくることを大前提として■■していくわけでいつの間にかみんなそれに慣れていく。んだけども現状僕の■■内容において規制はそりゃあるんだけども■■■■差し■しを受けることが幸いなことに■■■■なくて一方では幸いなんだけども一方では■■不安になる。そういうことで長らく■■を続けておりますと色々なこともオ■ン■ございますが月刊風とロ■クでの連載において内容を修正された経験は■■■ありませんで大変■■■■■思っておりますが最近の放送業界では■せるというか原稿に赤を入れられる■■■■■が非常に■っていましてそ■そ■赤を入れることが■■■■■ではないと考えるバカ■■■■■■■■。それはすなわちどういうことかというとアババババババババババババババ責任を持たないという■■です自分の考えたことじゃなくて■■が考えたことだからどうなろうが■■■と。「■■作家■■の原稿に手を入れない主義です」とかもうホントにアホ■■■■言いようがなくて主義とかスタイルとか関係ね■だろだったら■■■■■何なんだよ■出じゃなくて■■■■■■■係じゃねーか。その場で起こることに当事者として関わってないやつがどうやって責任取れるんだよ。みたいなことを思うこともしばしばあります。長野五輪反対!!!■■■■■■■■!!!!

 

一方で。広告業界■■■■■■■すが、「まだナイショだから来月まで情報は■■■ください」と言われる場面、いわゆる解禁指定■■■■■■■■■■します。すべてのコトに解禁が存在していると言って■■■■■■■い。メシの種をパクられたりカッコよくサプライズ決めたかったのにみんな知っててカッ■■かったりと理由は色々あるけども解禁は設定されます。そして2010年、ほとんどすべての情報は解禁をすり抜けてダダ漏れしていく。極論で言うと、誰かの脳内にあったものを脳外に出した時点で禁は解かれているわけで、要は■■■■■■ブリ■■リリリ■■■■■■■、その線は2010年、異常に諸井。だって線を形成してるのは人間だもの。相田みつをのことは今も昔も大嫌いです。

そんな感じで本線とは違うところで■■■■■■■■■■■消耗する人はたくさんでてきてしまって■■■ったら秘密保持されるのか解禁は守られるのかとギリギ■■リギリと。漏らしたがりの世の中で漏らさず行くのは■■■頑張っていただきたいなとは思うけど、問題は参加■とか双■向とか2■AYとかチン毛パラダイスとか僕の大■いなフレーズの流布に■■■て消費者を広告に参加させるというか巻き込むタイプの増加によりまして、■■■■■一部意図的に隠し意図的に漏らすわけですよね。漏れた部分■■■■■■■■■■■全解禁となった場合に、「何だ広告かよバカ■■■■■の人を利用しやがってアホかよふざけんな」とか思っちゃうコト多数ある。愛のない広告、人を馬鹿にした広告、俺らオモロイだろオラ■■みたいないけすかねー広告に対する拒絶反応は■■ポストに山盛りインサートされるチンコチラシへの感情と同じだ。■■■■■■のアレとかホントにいけすかない。ずーっとヒモみたいに食わせてもらってたくせにちょっと売れてきたら腹を蹴って女を追い出す■■■のベースのようにいけすかない。

 


『真・中3 is クリエイティブ』 (2010年6月号掲載)


15の夜

 

「15の夜!」

「ビクッ!」

「15のゴールデンウィークの夜!!」

「ビクビクッ!!」

「15のゴールデンウィークに誰も遊ぶ相手がいなかった夜!!!」

「ビクビクビクッ!!!」

「15のゴールデンウィークに誰か誘ってくんないかなーとかヌルいコト考えてたら周りはどんどんデートしたり遊園地遊びに行ったりしてた夜!!!!」

「ビクビクビクッビクッ!!!!」

「15のゴールデンウィークに誰も遊ぶ相手がいなくて結局家で三国志やってた夜!!!!!」

「…ふぅ…」

「いつ射精するタイミングあった!!!!15のゴールデンウィークに誰も遊ぶ相手がいなくて結局家で三国志やってて孔明を登用したくて君主が自ら赴いたら袁術とかに捕まって首落とされて程普が君主になってスーファミの電源切った夜――――――――――――!!!!!!!」

「さよなら孫策――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

三国志を知らない人はすいませんでしたと思う僕と三国志ぐらい知っとけよと思う劉備とそんな15歳のゴールデンウィークの夜を過ごした曹操が覇権を争うストーリー。正確には14歳だったかしら。とにかく中3。

 


『あるある is クリエイティブ』 (2010年5月号掲載)


あるある

 

グングングング―――――――ン!!!!!!僕の心の中の節くれ立ったマタギのおじいちゃんの手のようでなく!!!!!!!ささくれだったマタギの妻のおばあちゃんのような手の!!!!!ような部分がささくれ立ってグングング―――――――ン!!!!!!あるあるネタ大っ嫌い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!共感誘うだけのヤツ大っ嫌い!!!!!!!!!!芸人さんのネタは頑張って考えてるだろうからあんまし何も言わないけども居酒屋で「私だけでしょうかー」SHIRUKA汁か!!!!!!!!!!SHI/RA/N白ん!!!!!!しろんじゃなくてしらん!!!!!

 

『広告』は、単なる業務ではない。

あなたの心が躍動して体から飛び出す叫びそのもの。ラブレターは広告だ。ラブソングだって広告だ。このCD超良かったよって友達に貸すのも、もちろん広告だ。あなたに届いてほしいと願い、肩も壊れんばかりに空に向かって投げる、この糸が広告だ。

ラジオ風とロックを発信基地としてスタートしたムーブメント、『ギャングスター・プランナー』についてかつて僕は確かにそう言った。

自分の行為に対しての共感を得たいから周囲に伝える。それも確かに広告。

自分はこんななんですけど誰か同じ人いませんか?共感してくれたり賛同してくれたりする人はいませんか?そんな問いかけはわりと本能に近い部分から出てくる欲だと思うし逆に「えっ?私だけ?うそーやっぱり?私変わってるってよく言われるんだよねー」とかいまだに言っちゃう人がいるのも分からないではないで寿司。

「私、切った爪の匂いクンクンしちゃうんだよねー」あるあるある!!!!!そんなもん中国人と同じ数ぐらいのヤツがやっとる!!!!!!

「俺、学校の先生を間違って『お母さん』って呼んじゃったことがあってさー」あるあるあ、るあるあ、るある!!!!!!!そんなもん左利きのヤツと同じ数ぐらいのヤツがやっとる!!!!!!いちいち問いかけんでよし!!!!!!!!!!!

 

一方で、共感ほしいとか抜きで不安になるような出来事が起こってしまうこともあります。

僕物心ついてからずっとなんですけどエレベーターが来るのををドアの前で待つじゃないですか、あの前に立った瞬間、体がグイーンと揺れて浮揚する感覚に陥るんです毎回。待ってるだけなのに乗ってる感覚。足元からグイーンと来ます毎回。どのビルのどのエレベーターでもなります。ちょっとヨロけるぐらいの。10代の頃から不安というか謎というか、エレベーターが出してる電磁波みたいなものを受信してんのかとかずっと思ってて、大学で建築工学みたいなのを専攻してるヤツのスネをビール瓶で殴りながら聞きました「こういう感覚が常にあるんですけどコレって科学的に解明されてるんですよね?」「いや、気のせいちゃうか」マジか。あるあるネタであることを望んだのにないないネタか。マジか。ホントに他にはいないのか。俺は死ぬまでエレベーターを待ちながらグワーンってなりつづけないといけないのか。共感とか科学的根拠とかほしかった。しかも広告にもなってないどうしよう「じゃあ、今日転校してきたみんなの新しい友達を紹介するよー山本佳宏くんです」「ははははじめまして山本といいます。エレベーターを待っているときいつも足元がグワーンとなって立ってられません」ないわー。陰惨なイジメにあうわー。上靴の中にマヨネーズ塗られるわー。どなたか科学的にもしくはエセ科学的に証明していただけないでしょうか。

 

物心ついたときから系で言うともう1個あって、僕物心ついてからずっとなんですけど、電車に乗って外の景色を眺めてると必ず忍者が現れて屋根から屋根をスポンスポン飛び跳ねながら電車と完全に並走しててその身のこなしの見事さにずーっと忍者を見てしまってて誰か他に電車忍者を見たことある人いねーがーと思って包丁振り回して不法侵入して探してたんだけどいなくて、ちょっと怖いなーと思い始めてたんだけど編集家の竹熊健太郎さんが電車と激しく並走する忍者を妄想して暇をまぎらわすと書いてたのであー僕のも妄想だったのか。見えてたんだけどなー。三頭身ぐらいの。深い藍色の装束の。どこか幼さを残しながらも鋭い目つきの。あいつ速かったなー足。妄想かー。安心と同時に僕の大事な忍者が掌から砂金のようになってこぼれていってしまった寂しさもありますが妄想かー。電車忍者。


『○○の君 is クリエイティブ』 (2010年4月号掲載)


不気味の谷

 

BUKIMI!!!!!!BUBKAの表紙を飾るBIKINIのような香りを漂わせつつBUKIMI!!!!!!!不気味と言えば95年の阪神大震災当日に水が全然出なくて僕と父親は車で近くの小学校に行って小学校なら貯水タンクあるから水出るだろってことで門を乗り越えて運動場の横の蛇口ひねったら水が出たのでバケツ2個に水入れてCHAMPCHAMP言わせながら車に乗って何か精神的に落ち込んで無言で家に帰る途中!!!!!!時刻は夕刻!!!!!太陽が血の滴るような赤色をして直径1メートルぐらいのデカさで沈もうとしててあまりの赤さに呆然と見てたらオヤジが一言「……フキミやなー」噛んだ!!!!!!!このすごく何らかの事を暗示して暗示してしょーがないような絶好のシチュエーションでアンタ噛んだ!!!!!117日に噛んだ!!!!!!BUKIMI!!!!正解は!!!そうやって震災初日は終わって行ったけども不気味。

 

1970年にロボット工学者の森政弘って人が提唱した理論らしいけども『不気味の谷』っていうのがあって別にYAWARAちゃんのことじゃないですけども、人間は人間に似ているものを見せられたとき、ホンモノ、あるいは実物との近さが高まるつまり似るにつれて親近感がグイグイ高まっていくけども、ほとんど実物と変わらなくなるある瞬間に、突然嫌悪感を示すと。その好意⇒嫌悪の反応を表すグラフのバコーンという落ち込みがYAWARAちゃんに似ているから『不気味の谷』理論と言うそうです。

カッコイイ!!!!!!!!!!!ネーミングがカッコイイ!!!!!!!!!不気味の谷!!!!!大きいやぎのがらがらどん!!!!!!

ブリキで作ってウィンウィン動くような直方体の集合のようなロボットにはむしろ人間との共通点を見出しやすくてほのぼのしたりするしアシモがアホみたいな踊りをしてるのを見るとニッコリするけれども、科学が発達してきて最近発表人間に似せて作ったロボットがキモくてキモくてしょーがなかったりする事例は多発しているしパッケージのアニメで詐欺るダッチワイフがキモイのも同じ理由かもしれない。近づきすぎると一転して差異が気になり始めるっつーか。人と人にもあるかもしれない不気味の谷。距離が縮まった結果イヤな部分が突然たくさん見えて幻滅が点滅して滅・昇龍拳!!!!!!!!!不気味の谷を飛び越えてお逝きなさい!!!!リアルラブドールの口の中は少し固めのシリコンで作られ歯や舌も実物同様に存在することを確認した上でお逝きなさい!!!!

 

 

何と言いますか、4月号のこの連載が1ページであることを知って何書こうか心が彷徨った挙句、最近僕の中での気になるワード第3位の『不気味の谷』の事をとりあえず書いてみた。3位かい。

 


『月刊誌 is クリエイティブ』 (2010年2月号掲載)



「ダーメだー力が出ないよー」

 

「大変だ!僕カバ夫だけど月マンの顔が汁的なものでしとどに濡れているよ!」

 

「月マンは顔が汁で濡れてしまうと下半身に力が入らないよー」

 

「大変だ!僕カバ夫だけど月マンの顔は汁で濡れ、膝小僧同士がガチガチ当たっているよ!」

 

「月マンは新しい顔がないとウクライナ人のK-1ファイターに勝てないよー」

 

「大変だ!僕はカバ夫だけど今、月マンが戦っている相手は三角筋がすごく発達しているファイターだよ!」

 

「カバ夫を食べたいよー」

 

「大変だ!僕カバ夫だけど志半ばで月マンに食べられてしまうよ!」

 

「早く顔を変えてくれないとカバを食べるよー」

 

「大変だ!僕はカバのカバ夫だけど月マンの新しい顔を早く探さないといけないよ!」

 

「月的な顔がほしいよー」

 

「大変だ!僕カバ夫だけど月マンは何となく月的な感じの物なら顔になるよ!」

 

「月おじさんー」

 

「大変だ!僕カバ夫だけど月マンの顔を作ってるのは月おじさんだよ!」

 

「月的な顔をくださいー」

 

「大変だ!僕カバ夫だけど早く何とかしないと!それっ!バスケットボールだっ!」

 

「手垢ついたボール人の首にハメてんじゃねーよカバ!!!!!!!!!!!!!!!!俺顔濡れてんだぞこの野郎!!!!!!

 

「大変だ!僕カバ夫だけどいよいよ食べられてしまうよ!それっ!月だっ!」

 

「サイズ気にしろカバ!!!!!月マンだからつって月ハメてくるとかナメてんのかお前!!!!!!

 

「大変だ!僕カバ夫だけど月マンに月を投げたらすごく怒っているよ!月的なものということは、えいっ!月刊 風とロックだっ!」

 

「ありがとうカバ夫くん!これで元気100倍!月マン!」

 

「大変だ!僕カバ夫だけど月マンがウクライナ人のK-1ファイターの目に指を突っ込んでるよ!がんばれ月マーン!」

 


『好き is クリエイティブ』 (2009年12月号掲載)


すき きらい


家に帰ってドア開けたらエアコンつきっぱなしで靴引っぺがすように脱いで廊下にはチン毛がすごい落ちてて服着たまま浴室飛びこんだら最近掃除してないからタイルがヌルヌルしててボディーソープの先っちょに鼻くそみたいな塊が垂れ下がっててバスタブに座ろうとしたら自分の膝で思いっきりアゴをカチコーンと打ってのけぞったら風呂の栓をぶら下げる留め金で後頭部カチコーンと打って右手で後頭部左手で口を押さえてそっか私ずっと泣きたかったんだす――――――ぅきぃ―――――いーいぃぃーいぃぃいいいいいい―――――――暴れすぎ!!!!!!!!!!ドーンといくぞ隣の部屋から壁をドーンと――!!!!!!!こっちはエロ動画見とんねん静かにせいす――――――ぅきぃ―――――いーいぃぃーいぃぃいいいいいい―――――――うるさいお前!!!!!!!!!フラれたぐらいで歌うな!!!!!!! こっちはエロ動画見とんねん静かにせい!!!!!!!

 

正解不正解とか善悪とかの区別ほど意味のないモノはない。X字型の便座ぐらい意味がない。

この世の人間のすべては好きか嫌いかで成り立ってて好きもしくは嫌いという感情を持たれないモノはこの世に存在してないのと同じ意味になる。

 

いかに好きであると伝えるか。いかに相手に好きになってもらうか。それが広告にとってのすべてだと思うし見え透いた駆け引きや腕つかんで駅前の自転車置き場でガッシャンガッシャン引きずり回されながら迫られる交際によってはもはや相手を好きになったりはしないよってことがダメな広告に対しての感情なんだろうと思うそういえば昔、駅前の自転車置き場で学ラン着た大人しそうな中学生男子の首根っこをつかんで引きずり回しているスーツ姿の黒人を見てKUWABARA KUWABARAの意味を肌で知ったよー。

 

好きか嫌いかの話でいうと僕は2wayという言葉が嫌いです双方向という言葉が嫌いですインタラクティブという言葉が嫌いです。さらに混乱することを言うと言葉が嫌いなんではなくてこういった言葉の意味をよく考えもせず使う人たちが嫌いです。しゃらくさいから嫌いです。

 

頭がキレキレでオシャレで最先端に面白い俺たちが下民に向かって交信を図ってやるぜ。

だからリアクションしてこいよお前ら。

それが双方向ですか。それを双方向と呼びますか。誰かアンタらにライフスタイルを提案してほしいって頼みましたか。糞詰まって当然だろ。TOTOX字便座で張り倒されるぞ。

 

日本の街にはたくさんの思いが24時間飛び交っている。あちこちから次々に発射される矢印。どの矢印をどのように受け止め、どのように反応していくのか。それが正しい双方向の始まり方だと思う。偉そうですね。

 

同じ場所、同じ街、同じ日本に住んでる人間がなぜ対岸に立とうとするのか。なぜ世界を分断するのか。自分は仕事でモノを作る人間であると同時に仕事帰りにモノを買って消費する人間でもあることになぜ気づけないか。

同じ岸に立たないと、どこかへ向かって飛んでいく矢印を見ることはできない。誰かの好きや誰かの嫌いをつかまえることもできない。飛び乗ることもできない。

「抱いてやるから服脱げよ」では、もはやセックスはできない。

 

混ざりたいんです。簡単に言うと。脳みそ混ぜたいんです人と。このキモチ、この衝動が、自分のモノなのか誰かのものなのか自分のやりたい事なのか人のやりたい事なのか自分の発想なのか相手の発想なのかもうグッチャグチャにワケ分からん渾然一体となって進んでいきたいです。それが2wayとか2.0とかとどう違ってどう同じなのかは一切分からないけど僕が放送のみならず目指すのはそういうことですピースピース。何で今Wピースした。

 



『迷惑メール is クリエイティブ』 (2009年11月号掲載)


昨日送ったメール


ああ送らなければ良かったなあああああああああああああぁああああああ!!!!!!!!!!!悔いだけが募りますうううあががががががががががあおおああああああぁああぉおお!!!!!!!!

俺メールとか苦手であんまやんないんだよねとか作家にとってはただの言い訳とかでやっぱ作家はメールも当然上手に書けないといけないとか思うみたいな強迫観念とかもちょっとあったりとかもしますとか。

そりゃ多分偏差値で考えたら山の右側のほうだろうとは思いますけれども上手かろうが下手かろうが夜が明けても来ないものはこないままですメール。そんな当たり前の事実に気づいてGAKU-然としますああ送らなければ良かったなああいいいいいいいいいえええああぁああああ!!!!!!!!!!!悔いだけが募りますうううあギギギギギギギギギ(ゲンはゲンでもはだしのゲン)がががががががあおおああああああお!!!!!!!!

絵文字とかデコメとか使わなくたって文字だけで全て表現できるわとか思っててもメール返ってきてほしいがために平気の平左で目玉のオヤジデコメ全部揃えてチマチマ送ったってああ送らなければ良かったな悔いだけが募ります。

 

ボブ沙汰してます、山本です。連載お休みして申し訳ありませんでした。

 

認知心理学的に言うとメールが返ってこない時の心理状況は『反応の非有効性』と言われててどーいうことかというと良くない状況に身を置いたときに解決手段や回避方法が見当たらないしできそうにないという見通しの暗さのことでございます鉄人自ら取り分けます。鉄人は一旦待たせておいてさらにどーいうことかというと、メールが返ってこないこと自体を不安がってるわけではなくて何かの事態を打開する可能性が超低まっとることが不安なわけで仕事相手のオッサンに送った「今月こそは飲みに行きましょうね」メールの返事が来なかろうがクソにたかるハエのクソ並みにどーだってイイので不安になんかならんし後悔もせんと。好きな女子からリアクションがないと次のアクションへのつながりをどう持てばいいのか全く分からんから不安だと。当たり前のことですか。当たり前のことですよね。つまりは100%自分の中で巻き起こってる不安なので、自分次第で不安を大きくも小さくもできるってことですよね。という話をどこかで読みました鉄人自ら取り分けますいつまで取り分けてんのお前。鉄人にお前とか言っちゃってアレですけど。

 

これは無視なのか躊躇なのか天然なのか計算なのか友だちと相談中なのか彼氏が金属バット持って公園で待機中なのか、来ない返信に向かって妄想を膨らませるのはペットペトヘットヘトになって何でこんな思いをさせられにゃならんのか、今日本に何万人かいるはずの送ったメールの返事を美輪明宏みたいな顔で待ち続けている人たちの不安空気たるや環境問題で、返そう。返事は。返事は返そう。

 

箭内さんは僕のメールを10回に1回ぐらいしか返信しない。贔屓目に見ても7回に1回ぐらいしか返信しない。

抗議したら笑って「返事をしないけど読んだよ、了解したよ、っていうメッセージが無返信には込められている」と言ったダウトオオオオオオオオアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!って指差したいんだけどな。小指を。ガニ股で。しゃくれながら。半目で。欽ちゃんみたいな声で。生魚の匂いさせて。

返そう。返事は。返事は返そう。

 

一方で僕はかつて箭内さんから”レスポンス力(りょく)”を褒められたことがあって「何時にメールしても異常に返信早いねー」ということでそれは単純に寝ないでPCの前に座ってたってだけ。だけだけどもどんなに些細でもどんなに重要でも変わりなくPCメールっていうコミュニケーション手段はまあ最長で24時間ぐらい間が開いてもいいだろ、だから今受信したけど返信は明日的な暗黙のルールでやってる感じがするんだけどムダじゃね?今送れるんなら送っちゃって終わらせた方が早くね?「A案にしまーす」「やっぱB案でー」「よく考えたらA案でしかないのでA案で」とかリアルタイムでコロコロ変わってもいいから送った方が早くね?と思うんですけど。すぐバッファ取るとかワケの分かんないこと言ってフワフワさせたがるでしょあいつら。すべてのオトナたちは自らに『持ち帰り禁止令』出したほうがいいですよ。もったいつけた大物感UPテクよりもコミュニケーションの往復回数でしょ。

 


『人が考えたテーマ is クリエイティブ』 (2009年8月号掲載)


猫の話をすればいいんですか


うちの祖母が猫を飼ってましたがクーちゃんっつー名前で真っ黒でそれはそれは不吉な猫だったですが子猫の頃は可愛かったですが生き物なので成長するんですが胴----------------------!!!!!!!!!!!

猫の胴が長いのは何となく知ってるつもりでしたけどもあんな長いですか。アメリカ人のチンコより長いですか。以前、どこぞの放送局の番組の打ち上げでプロデューサーが方天戟を振り回してのセクハラ無双を発動して外国人のチンコの話を女子アナウンサーに向かって始めたところその女子アナは「そうなんですデカ過ぎて痛いんですよねー」と言って無双は終息して話は再び猫の胴。クーちゃんのあまりの胴の長さを僕はあまり愛せなかった。スズメのバラバラ死体を僕に見せつける姿も愛せなかった。でもそれ以外は愛してた。

冬になるとコタツの中に入ったまま蹴っても蹴っても全く動かないのでどうやったらこいつは外に出るんだろう邪魔だなーと思って色々考えた結果思いっきりコタツの中で屁をこいてみることにして屁をこいてみたらイヤそうな顔をしてゆっくりと出てきてゆっくりと出てきたから面白かったからちょっと笑ってたらコタツの中心で尿を叫んだケモノでした。

こいたばっかりの屁の匂いを飛び越えてくる尿の匂いをみなさん想像してください。そしてそのまま寝てください。そして起きてください。マジクサ。マジクサ。なんでオシッコしたんだクーちゃん。と思って追いかけようとしたらクーちゃんはすでに祖母に捕らえられていて孫の手の手の反対側に付いているわりと重量感のあるあのゴムボールの方で狭いオデコをパチコ―――――――――――――――――――ン!!!!!!!!!!!!!!ジャックバウア――――――――!!!!!!!!!!!!!次期大統領――――――――――――!!!!!!!!!!!大正生まれってやる時やりますよね。あと猫良く死なねーな。と思った猫の思い出です。

 


『家城啓之インタビュー』(2009年7月号掲載)


今月は久々にインタビューやりましたぞえ――(2009年にまさかの鈴木蘭々)―――!!!書き起こすの大変だったぞえ―――(2009年にまさかの鈴木蘭々)―――――!!!

お相手は、2009年度・吉本ブサイクランキングで栄光の1位を獲得しました、眉毛のない芸人さんであり、SCHOOL OF LOCK!のやしろ教頭でもある、カリカの家城啓之さんでございます!!!!!!!!やった――――――!!!!!

カリカは、2009722()23()、銀座博品館劇場で単独ライブ『しゃべるコント』をやります。僕はカリカのコント大好きだし、応援したくてインタビューしてるし、当日券ちょっとだけあると思うんで、関東在住の方はぜひどうぞ。

先に言っておきますが、僕は家城さんのことを教頭と呼んでますので、以下そんな感じで。

 


『ウィスパーボイス is クリエイティブ』 (2009年5月号掲載)


図書館にて

 

「ヒソヒソヒソヒソ(最近さー見るたびに運命線が短くなってるんだよねー)」

 

「ヒソヒソヒソヒソ(マジで?世界征服無理っぽいじゃん)」

 

「ヒソヒソヒソヒソ(でもさー生命線はグングン伸びてんだよねー)」

 

「ヒソヒソヒヌヒソ(果てしなく続く負け犬人生?みたいな?)」

 

「ヒソヒソヒソヒソ(あっ!今、ヒヌって1回言っただろ!)」

 

「ヒソヒヌヒソヒソ(え?言ってないけど?)」

 

「ヒソヒソヒソヒソ(またヒヌって言った!!!!!しかも半笑いじゃねーかお前!!!!!!)」

 

「ヒヌヒヌヒヌヒヌ(なーに怒っちゃってんのよ。手相気にしすぎだって)」

 

「ヒソヒソヒソヒソ(てめえええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)」

 

 


『ぶる is クリエイティブ』 (2008年11月号掲載)


アシタカ

 

ヤックル!

 

(ヤックル、こっちを振り向き近寄ってくる)

 

ヤックルよく来たな。よし、向こう行ってていいぞ。

 

(ヤックル、向こうへ行く)

 

ヤックル!

 

(ヤックル、こっちを振り向き近寄ってくる)

 

よーしいいぞ、よく来たな。じゃあ向こうで草でも食ってろ。

 

(ヤックル、向こうへ行く)

 

ヤックル!

 

(ヤックル、こっちを振り向き近寄ってくる)

 

よーしよしよし…何だよ。乗らねーよ別に。出かける用事ねーだろ。向こう行っとけ。

 

(ヤックル、こっちを振り向き近寄ってくる)

 

何だよヤックル、ダラダラ歩いてきてんじゃねーよヤックル。やり直しだよやり直し。

 

(ヤックル、向こうへ行く)

 

ヤックル!

 

(ヤックル、無視)

 

ヤックル!

 

(こっちを振り向き近寄ってくる)

(近寄ってくる)

(近寄ってくる)

 


『シュルレアリスム is クリエイティブ』 (2008年10月号掲載)


ワケわからんことや

 

関西の中途半端な中都市で生まれて育って泣いて笑ってケンカしてケンカしたことはなくて飲めないのに飲んで飲まれて20数年暮らした酒と泪と男と女のうちの男の僕だけども僕は関西というか大阪と言うか生まれた地に愛を感じたことがなくて愛された記憶がないから。故郷に。別に誰が悪いとか膝が悪いとか言ってるわけじゃなくて僕が悪いんだろうけど故郷は愛を与えてくれなくてその代わり僕も愛を与えなかった。人を好きになるってどういうことなのか分からないとかいう子には受け入れられ愛された経験が乏しいのと同じ理由で。好きになられたことがないから好きが歪む。

ボケとかツッコミとかベタとか漫才とかボケとかツッコミとかを人間がウンコするがごとく当たり前のように毎日毎日テレビで見せられて育って当たり前のように受け入れて育ってきたんだけど、思春期を迎えて斜に構え始めてそういうのが嫌いになってボケだのツッコミだの間が良いだの悪いだの街なかでデカイ声でしゃべってる関西人に毎日毎日ウワワワワワ―――――!!!!!!!ってなった。お前らは生まれてから死ぬまで一瞬たりともオモロないんじゃボケがと。思春期の僕。

 

見えないものを見ようとして嫌いなものから逃げようとして僕は望遠鏡をのぞきこまずにシュールという言葉に出会うわけでシュールって何ですか。よゐこの濱口さんがめちゃイケか何かで「シュールっていうのはワケわからんことや!」とネタっぽく言い放ってたのが僕は結構好きでよゐこは確かに僕がもっともっと若いころから関西ローカルの深夜番組で余白の多いコントをやってて僕も余白の多い顔で眺めてたんだけど何か関西シュールの最高峰とか言われてたらしくてシュールって何ですか。ツッコミがないってことですか。ツッコミようがないってことですか。分かりづらいってことですか。笑うポイントを明示しないってことですか。お笑いだけに使う言葉ですか。それともやっぱし、ワケわからんことさえやってたら、シュールなんですか。シュールの反対はベタですか。シュールはベタよりもカッコいいですか。シュールはクリエイティブですか。

 

逃げた挙句すがりついたシュールという言葉を掘ってみようと思った思春期の僕は…思春期の僕って何回も言うの疲れてきたんで略して杜子春でいいですか。杜子春は調べましてシュルレアリスム。フランス語。このすぐに本とかで調べる感じが左脳ばっかし出っ張った坊やの童貞臭さプンヌプンヌでイヤになりますね杜子春。杜子春っていうのは思春期の僕のことです。

 




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